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アイディアコンテストの受賞作品が決定歩数計をIPv6でネットワーク化■URL
IPv6普及・高度化推進協議会主催による「IPv6アプリコンテスト」のアイディア部門の受賞作品が決定し、13日に表彰式が行なわれた。今年2月から4月までの募集期間中、日本をはじめ米国、オランダ、ノルウェー、ドイツ、サウジアラビア、韓国、インドなど15カ国から約50件の応募があり、その中から奨励賞と企画賞にそれぞれ5作品選ばれた。 奨励賞を受賞したのは、音楽のネット流通にともなう著作権登録などの管理を簡易化するツール「MIDI Composition To Copyright Tool for IPv6」(Jessica Littleさん/米国)、遠隔地からリアルタイムに健康状態が把握できる「万歩計とIPv6によるお年寄の健康管理システム」(古河弘子さん/日本)など。企画賞では、無線LANを搭載した電動レーシングカートとの通信を可能にする「ネットワークレーシングカート」(山本健司さん/日本)、視覚障害者などが新聞を音声化して聞くことができる「ユビキタス・ラジオ」(高木治夫さん/日本)などが受賞した。これら受賞作品のほか、応募のあった全作品の概要がコンテストのWebサイトに掲載されている。 表彰式は、東京と、スペインで開かれている「Madrid Global IPv6 Summit 2003」の2会場をIPv6ネットワークによるテレビ会議システムで結んで行なわれた。東京側で5名、スペイン側で2名の受賞者が出席し、賞状が授与が行なわれたほか、Global IPv6 Summitに参加しているWIDEプロジェクト代表/慶應義塾大学教授でIPv6普及・高度化推進協議会会長も務める村井純氏も講演。斬新なアイディアがIPv6の普及につながるとして大きな期待を寄せた。 なお、コンテストではアイディア部門のほかにインプリ部門も実施しており、実際にIPv6上で動作する作品を6月20日まで募集している。優秀作品は、6月末から開催される「NetWorld+Interop 2003 Tokyo」の会場で公開され、賞金100万円が授与される。 (2003/5/13) [Reported by nagasawa@impress.co.jp] |
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