【サービス】
ウチダスペクトラム、BtoB向けコンテンツ配信サービス「SMART/EBP」■URL
ウチダスペクトラムは事務用機器販売などを行なう内田洋行の関連会社。今回開発したSMART/EBPは、マイクロソフトの.Net Frameworkを採用したもので、コンテンツの収集から処理、配信、課金までをASPで提供する技術となる。WordやPDF、HTMLをはじめとした200種類以上のコンテンツをXMLに変換。カテゴライズを行なった上で、独自の「SMART/META」と呼ばれるタグを付加してインデックス作成を行なう。これによってコンテンツに40種類以上の情報付加が可能で、コンテンツの検索やジャンルを絞り込んだ配信、特定キーワードでのクリッピングなどが可能になるという。コンテンツ処理を行なうエンジンには、ノルウェーのFAST Search & Transfer社の「Fast Data Search3.2」を採用。1日約5万件のファイル処理が可能という。 コンテンツ配信で生じる課金についても、購買や請求書決済など企業ならではの課金処理事情を鑑み、400以上の課金パターンを提供。企業側にとってスムーズなコンテンツ利用や支払いが可能になるとしている。 ウチダスペクトラムではこの技術を用いて、コンテンツ事業者向けのASPサービスを6月から展開する。すでに6月より、株式会社日経デスクトップによるクリッピング対応のコンテンツサービス「日経プレスリリース」(仮称)を配信することが決定している。またウチダスペクトラム自身が、この技術を用いた業種・業態別のコンテンツ配信サービスの運営を予定しているほか、企業向けにカスタマイズしたコンテンツ配信サービスの構築も展開する方向だ。 同社はSMART/EBP関連事業で、初年度10億円の売上げを目標としている。 (2003/5/14) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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