【調査結果】
ホットスポットは増えたが、利用はそれほど増えていない~米In-Stat調査
■URL
http://www.instat.com/press.asp?ID=633&sku=IN030657MU
ハイテク市場調査会社の米In-Stat/MDRは14日、ホットスポット市場の動向についてのレポートをとりまとめ、この3年で世界のホットスポットは数百カ所から数万カ所に増えた一方で、利用はその増加率に匹敵するほど伸びていないとの見方を示した。特に、カフェなどのスポットの利用率が低いままだとしている。
同社のシニアアナリストであるAmy Craven氏によると、利用率が低い背景には認知不足や設置場所の選定ミス、価格体系とユーザーの期待するサービスのズレなど、さまざまな要因があるという。これに対して、価格体系の見直しやスポットの集中展開、企業のリモート接続環境と組み合わせるといった適切な戦略をとることで、ホットスポット市場は成長するとしている。
なお、同レポートでは全世界の有料ホットスポットの数が、2002年の1万2,235カ所から2007年には14万5,417カ所に増加すると予測している。ただし、利用率の低いカフェへの展開が依然として大きな比率を占めるという。
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(2003/5/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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