【業界動向】
政府IT戦略本部、7分野に焦点を当てた新IT戦略を発表■URL 政府のIT戦略本部は、新IT戦略となる「IT基本戦略II」の概要を発表した。 IT戦略本部では、2001年1月の発足から2年を経過した現在、インターネット利用環境の整備や世界最安値水準の利用料金など、IT戦略第一期の目標であったIT基盤整備は達成されつつあると表明。このIT基盤を活かし、「IT利活用により“元気・安心・感動・便利”社会を目指す」ことを新たな基本理念として、IT戦略第二期の展開を図っていく。 具体的には、医療、食、生活、中小企業金融、知、就労・労働、行政サービスの7分野におけるIT技術を活用した施策を展開していく。国民にとって身近で重要といえる7分野から先導していくことで、その成果を他の分野へ広げようという狙いがある。具体的な方策は以下のとおり。
さらにインフラ整備として、2005年までに高速インターネットアクセスを3,000万世帯、光ファイバによる超高速インターネットアクセスを1,000万世帯が利用する状況を目指していく。またデジタルテレビ送受信の全国対応(2011年まで)、情報セキュリティに配慮したインターネット利用環境の構築、IT人材の育成強化、「アジア・ブロードバンド計画」の推進といったIT社会基盤整備に関する方策も、併せて展開していく。 IT戦略本部では、一般からの意見募集などを行なったうえで、6月下旬に政府方針として正式策定する方向だ。 ◎関連記事 (2003/5/19) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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