【サイト紹介】
常時接続最大の友。メッセンジャー&チャットを極める
ブロードバンドが我々にもたらしたものは「高速」ともう1つ、「常時接続」だ。今回は常時接続環境によって利用価値が飛躍的に高まる、インスタントメッセンジャーソフトと、チャットサイトをご紹介する。
●超定番メッセンジャーソフト
まず最初に紹介するのは、「超定番」の名前に相応しい、各社のインスタントメッセンジャーソフト。利用者も多く、メッセンジャーソフト初心者にも最適だ。
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日本語版も公開されたICQのトップページ
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■ICQ
http://web.icq.com/
インスタントメッセンジャーの先駆者的存在で、定番中の定番ソフト。長年、日本語対応には別途パッチを当てる必要があったが、簡易版「ICQ Lite 」でついに標準サポート。1月から公開されている。
■MSN Messenger
http://messenger.msn.co.jp/
マイクロソフト社製のメッセンジャーソフト。ファイル送信や音声チャットなど、周辺機能が充実。またWebメール「Hotmail」の新着メッセージ受信確認にも対応する。
■Yahoo!メッセンジャー
http://messenger.yahoo.co.jp/
ポータルサイト最大手「Yahoo!」が無料配布するインスタントメッセンジャー。ビデオチャットなどの通信機能だけでなく、株価の推移やオークションの進行状況をチェックすることも可能だ。
■AOLインスタント・メッセンジャー
http://www.jp.aol.com/aim/
AOLでもメッセンジャーソフトを公開中。現在のバーションは「5.1」で、ウインドウの見た目を切り替えられる「AIMテーマ」機能などが新たに追加された。
●ISPが公開するメッセンジャー
一般ユーザーにとって、インターネットの窓口となるISPでも、メッセンジャーソフトの公開は盛ん。ビジュアル重視の独自形式、ほかのメッセンジャーソフトと互換性のあるものなど、種類は様々だ。
■デリポップ
http://www.nifty.com/delipop/
@niftyが公開する無料のインスタントメッセンジャー。ウインドウのイメージを変えるための「スキン」が多数取り揃えられている。チャットは1対1のものだけでなく、最大20人まで同時参加できるタイプ。
■BIGLOBEメッセンジャー
http://im.biglobe.ne.jp/
異なる種類のメッセンジャーとの相互通信をサポートすることで有名な「Odigo」をベースとしたメッセンジャーソフト。具体的にはMSNメッセンジャーやYahoo!メッセンジャーとの通信が可能。
■Odigo for DreamNet
http://www.dream.com/contents/odigo/setup/
こちらも「Odigo」をベースとしたメッセンジャーソフト。ウインドウカラーやロゴマークがドリームネットのイメージをベースとしたものに変更されている。現在公開中のバージョンは「Odigo 3.0」をもとにしているとのこと。
■ODNメッセンジャー
http://messenger.odn.ne.jp/doc/
ODN会員限定のメッセンジャーソフト。会員用のメールIDが、そのままメッセンジャーのログインIDとなっているので、導入にかかる手間が少ない。またボイスチャットが可能。
●個性派メッセンジャーソフト
続いて紹介するのは有料タイプも含めた、個性派のメッセンジャーソフト。ビデオチャットや、企業内LANなどで何かと便利なものなど、メッセンジャーの可能性を教えてくれるものも多い。
■DIONビデオチャット
http://vchat.dion.ne.jp/
最大10名までの同時参加が可能なビデオチャットサービス。DION会員向けのもので、料金は月額400~500円。チャットルーム作成者には管理機能が自動付与され、各ユーザーの発言権の設定などが可能だ。
■パラプラ
http://www.pala.jp/
NTTコミュニケーションズの「パラプラ」では、3Dのアバターを介したコミュニケーションに対応。月額基本料金300円に加え、オプション料金を支払うことで、サンリオキャラクターなどをデスクトップに表示する機能などを備えている。
■IP Messenger
http://www.asahi-net.or.jp/~VZ4H-SRUZ/ipmsg.html
イントラネット内部でのメッセージ交換に便利なのが「IP Messenger」。ソフト本体をインストールしておけば、事前に相手ユーザーを登録をしなくてもメッセージの送受信が行なえる。
■Regnessem(旧 偽メッセンジャー)
http://regnessem.sourceforge.jp/
MSNメッセンジャーの機能を拡張するソフト「偽メッセンジャー」の新名称。大幅な機能拡張を目指し、現在オープンソースで開発が進行している。なお旧バージョンもあわせて公開中だ。
●コミュニティ連動型のソフトとサービス
これまでに紹介したソフトは、いずれも「1対1」チャットを前面に押し出したもの。ここではより多数の人々が集う「コミュニティサービス」の性格が強いメッセンジャーソフトを紹介しよう。
■gooサークル
http://community.goo.ne.jp/circle/
正確にはメッセンジャーでなく、「同じ趣味のメンバー」などが集まるサークルを構築できるサービスだが、専用ソフトウェア(無料)を用いるのが最大の特徴。メールソフト風のインターフェイスでメッセージの読み書きができる。
■カフェスタメッセンジャー
http://www.cafesta.com/
コミュニティサイト「カフェスタ」との連動機能をもつメッセンジャー。自分のホームページや参加サークルへのリンクが簡単にできる。なおカフェスタの運営は、パワードコムとガイアックスが行なう。
■BROBAメッセンジャー
http://www.broba.cc/
NTTの映像コンテンツ・コミュニケーションサイト「BROBA」の専用メッセンジャー。ボイスチャットなどが可能。
●「Webブラウザだけあれば大丈夫」なチャットサイト
メッセンジャーソフトは、あらかじめ指定したユーザー間でのメッセージングを助けるものだが、より多くの人とチャットしたい場合は、やはりWebをつかったチャットサービスが便利。ここでは専用ソフトなどを使わずとも、気軽に参加できるサイトをリストアップした。
■Yahoo!チャット
http://chat.yahoo.co.jp/
大手ポータル「Yahoo! JAPAN」内のチャットサイト。通常の文字チャット機能に加え、音声・ビデオでのコミュニケーションが可能。また「Yahoo!メッセンジャー」と連動し、友達がどのチャットルームにいるかを調べられる。
■exciteチャット
http://www.excite.co.jp/talk/
exciteでは、シンプルな文字チャットにのみ対応。登録ユーザーであれば、プロフィールの参照が可能になるが、ゲストでログインすることもできる。
■CHAT.CO.JP
http://www.chat.co.jp/
一風変わった、ビジュアル志向のチャットサイト。広いチャットスペース内の自由な場所に、発言を吹き出しのように表示できる。ゲストアクセスも可能。
■DoChat.NET
http://www.dochat.net/
話題別のディレクトリから、好みのチャットルームを選んで参加可能。またメールアドレスなどを登録すると、自分で管理可能なチャットルームを開設できる。
●コミュニティ中心型のチャットサイト
チャットが利用できるサイトの中には、会員管理機能、BBSなどを複合的に提供し、コミュニティ形成を補助するサービスを展開しているところも多い。有料で、非常に高機能なサービスを提供するサイトもある。
■@nifty フォーラム/コミュニティ
http://www.nifty.com/community/
パソコン通信時代から続く、@niftyの看板的コミュニティサービスが「フォーラム」。対して、比較的小規模でも自由に開設できるのが「コミュニティ」。いずれも@nifty会員向けの提供が中心になる。
■Lycosクラブ
http://www.lycos.co.jp/club/
無料のコミュニティサービスで、チャットやBBSができる「クラブ」の開設自体も簡単。書き込み件数といったクラブへの貢献度に応じて、別のユーザーにメンバー管理機能を付与できたりと、なかなか多彩な機能を持つ。
■J-チャット
http://www.j-chat.net/
海辺のリゾートを模した世界の中で、アニメキャラ風のアバターを使ってチャットができる。サービスを楽しむには専用ソフトウェアを使う必要があり、月額料金は2000円。従量料金制のプランも別途用意されている。
■イントラネッツ
http://www.intranets.co.jp/
こちらはチャットがないものの、スケジュール管理機能なども搭載したグループウェアとして利用が可能。無料バージョンのほか、データバックアップ機能、ToDoリストなどが使える有料バージョンも用意されている。
●IRCも極める
インターネットの世界で古くから知られるチャットには、Webベースのチャット以外に、IRC(Internet Relay Chat)がある。クライアントソフトを必要とし、メッセンジャーと比べるて馴染みが薄いものの、現在でも多数のユーザーが利用している。
■IRC users in Japan Home Page
http://irc.kyoto-u.ac.jp/
日本国内でのIRCに関する情報を掲載。学術的要素が強く、内容も概念的なものだが、IRCの仕組みや、総合的な情報を知ることができる。
■IRC普及委員会
http://irc.nahi.to/
こちらはより平易な文体で、わかりやすくIRCを解説。ソフトウェアの入手方法からインストール、操作方法、FAQなども掲載している。
■CHOCOA
http://www.labs.fujitsu.com/free/chocoa/
富士通が無料で公開しているIRCクライアントソフト「CHOCOA」のWebサイト。日本語が使用可能で、Windows版、Macintosh版の2種類が公開されている。
●その他情報源
最後に、メッセンジャーやチャットにまつわる、総合的な情報サイト・リンク集を紹介する。新たなメッセンジャーなどを導入する上での参考になるだろう。
■IM-NET
http://www.im-net.org/
おもにメッセンジャーに関する情報をクリッピングする、個人ニュースサイト。メッセンジャーに関する解説文章や、関連するリンク集などを掲載。
■ありぎりすのOnlineCommunication
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/harvey/index.html
インスタントメッセンジャーが搭載する各種の機能を、独自の指標でポイント化。ランキングとして公開している。
■チャット用語の基礎知識
http://home.raidway.ne.jp/~minami/vocabulary/
チャットに関する用語を、辞書風に解説しているサイト。「>」「@」といった基本的な記号用途から、「みかか」などチャットならではのスラングまで、幅広く掲載している。
(2003/5/23)
[Reported by 森田秀一]
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