アットネットホーム、学校向けの「@NetSchool」本格展開へ
アットネットホームは26日、学校専用のブロードバンドインターネットサービス「@NetSchool」を6月2日より提供すると発表した。提携CATV事業者を通じて、ネット接続や教育用ポータル、セキュリティなどの機能をASPで提供する。
同社はすでに2年前から、学校向けのCATVインターネット接続や、マルチメディア百科事典などのコンテンツを中心に編成した教育用ポータルのブロードバンドサービスを学校単位で提供しており、現在までに東京や横浜の約700校に導入実績があるという。今回発表されたサービスは、これらに加えて、トレンドマイクロのソフトを利用したウイルスチェックやコンテンツフィルタリングの機能を追加し、@NetSchoolブランドでCATV事業者向けに供給するもの。@NetSchoolに対応した提携CATV事業者が、エリア内の学校や教育委員会などに広くサービスを提供できるようになる。料金は、CATV事業者側で設定する。
長野県須坂市、小布施町、高山村でサービスを展開する須高ケーブルテレビが導入を決めており、須坂市内の小中学校15校へ@NetSchoolの提供を6月にも開始する。さらにアットネットホームでは他の提携CATV局にも導入を促し、教育市場でのシェア拡大を目指す考えだ。実際、提携CATV事業者のもとにはこれまでも、教育機関から@NetHomeの学校版サービスを望む声が多かったという。地域に根ざしたインフラであるというCATVの利点を生かしながら、教育機関に@NetSchoolをアピールしていく考えだ。
(2003/5/26)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]