【サービス】
NTT西日本など4社、「二次元バーコード活用型ASPサービス」のトライアル開始
■URL
http://www.ntt-west.co.jp/news/0305/030526a.html (リリース)
http://www.barl.jp/ (トライアルサイト)
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トライアルのモデル図 |
株式会社エヌ・ティ・ティマーケティングアクト(以下NTTマーケティングアクト)、エヌ・ティ・ティ中部テレコン株式会社(以下NTT中部テレコン)、西日本電信電話株式会社(以下NTT西日本)、松下電器産業株式会社の4社は、共同で「二次元バーコード活用型ASPサービス」のトライアルを5月30日から開始する。店舗向けのASPサービスとなる。
このサービスは、飲食店・小売店などの店舗が行なっている顧客向けのカードに代わるものとして、「二次元バーコード」(縦横に情報を持つことで、従来のバーコードより小さい面積で多くの情報を搭載できるバーコード)を利用。店舗が顧客の携帯電話等に二次元バーコードを配信し、顧客来店時に店舗設置のバーコードリーダーで読取り、認証を行なうことで、顧客管理や来店履歴に応じたサービス対応を可能にする。従来の紙やプラスチックのカード利用に比べ、短期間かつ安価にサービス実施が可能になるほか、カードの紛失などが少なくなるメリットがあるという。
サービスはデータセンターを利用したASPとして提供し、接続にはNTT西日本のBフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDNのいずれかを利用する。ASPではバーコード配信、顧客管理・認証、利用履歴管理、データ集計・分析などの機能を提供し、顧客の来店動向やニーズなどを把握できるとしている。
「二次元バーコード活用型ASPサービス」のトライアルは、5月30日から8月31日までを予定しており、期間中に西日本の店舗約20店舗の参加を見込んでいる。トライアルの費用は無料で、バーコードリーダーも無料で貸し出すが、フレッツ回線による通信料やPC本体などは店舗側の負担となる。なおバーコードリーダーは松下電器産業によるもので、携帯電話画面のバックライトオフの状態でもバーコード読取りが可能という。なおトライアル後は全国エリアでの本格サービスを開始する予定だが、利用料金など具体的な内容については、トライアルのなかで詰めていく方向だ。
(2003/5/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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