【コンテンツ配信】
スキルアップジャパン、視聴者が事前登録不要のストリーミング配信サービス
■URL
http://www.skillupjapan.co.jp/dr-p/
スキルアップジャパン株式会社は27日、ストリーミングの著作権保護を実現するASPサービス「DR-PROVIDER」の提供を開始した。料金は、初期導入費用が30万円、月額費用が3万5,000円、ライセンス発行手数料が売り上げの5%または50円となる。
DR-PROVIDERは、コンテンツホルダーがストリーミング配信を行なう際に、視聴者の事前登録なしに料金徴収などを行なえるASPサービス。視聴者の事前登録が必要ないため、直前に配信が決まった生放送や、ライブ配信などに向いているという。ただし、Windows Media Rights Manager 9のテクノロジーを利用しているため、ストリーミングコンテンツはWindows Media Player向けのものに限られる。
コンテンツホルダーがDR-PROVIDERを利用するためには、最初にライセンス発行期間や視聴時間制限などのコンテンツ保護のためのルール策定を行なうほか、課金方法やアンケート作成など諸条件の登録を行なう。この登録が完了すると、スキルアップジャパンより策定したルールが組み込まれたプログラムが提供され、コンテンツホルダーはそのプログラムをエンコーダーに組み込むことでDR-PROVIDERが利用可能となる。
登録が完了したコンテンツを実際に配信すると、視聴者がストリーミングコンテンツの再生ボタンを押したときに、クレジットカード情報などの情報入力画面が表示され、諸情報入力後に再生される。
DR-PROVIDERでは「このようなストリーミング向けの課金・著作権保護サービスはASP形式としては初めてだろう。ID/パスワードの発行を必要としないために不正流出の可能性も減少するほか、システム構築費や維持管理コストの削減になる」としている。
(2003/5/27)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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