【ソフトウェア】
日本Sambaユーザー会、脆弱性の修正をした「Samba 2.2.8a日本語版リリース1.0」
■URL
http://www.samba.gr.jp/
http://www.samba.gr.jp/news-release/2003/20030527-1.html
日本Sambaユーザー会は27日、オリジナル版の「Samba 2.2.8a」と同様の脆弱性修正が行なわれた「Samba 2.2.8a日本語版リリース1.0(以下、Samba日本語版)」をリリースした。現在、同会のWebサイト上からダウンロードできる。
Samba日本語版は、4月7日に発表されたオリジナル版の「Samba 2.2.8a」と同様の脆弱性修正が行なわれているほか、日本語版独自の拡張機能がいくつか盛り込まれている。Samba日本語版独自の拡張機能は、「LDAP referral機能対応」や「Winbind日本語対応」、「オリジナル版にある日本語関連の不具合修正」などとなっている。
「LDAP referral機能対応」は、分散管理されているLDAPサーバー間でSambaの認証に利用するユーザー情報の共有ができるというもの。「Winbind日本語対応」により、既存のWindowsドメインに日本語ユーザー名・マシン名が存在している場合でも、Samba/Linux/UNIXマシンをドメインに参加させることができる。また、「オリジナル版にある日本語関連の不具合修正」では、シフトJISの2バイト目コードの「0x41~0x5A」と「0x61~0x7A」を同一視してしまうというオリジナル版の不具合を修正しているという。
Samba日本語版は、Samba 2.0.7日本語版リリース2.2以降とSamba 2.0.10、2.2.xに対応する。ただし、Samba 2.0.7日本語版リリース2.1以前とは一部下位互換性のない部分があるので、注意が必要だ。
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(2003/5/28)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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