【調査結果】
個人向けIP電話、2007年末には最大で2,788万回線に~矢野経済研
■URL
http://www.yano.co.jp/press/2003/030602.html
矢野経済研究所は2日、IP電話市場に関するレポートを発表した。個人向けIP電話サービスが2007年末に最大で2,788万回線に拡大すると推定している。
レポートによれば、2002年末における個人向けIP電話サービスの回線数は、前年比約2倍にあたる308万5,000回線だった。さらに今後、ブロードバンドユーザーが順調に推移し、提携ISP間で無料通話の相互接続が推進されるなど最高の条件が整った場合で2003年末に532万7,000回線、2007年末には2,788万1,000回線に拡大するという。ただし、ISPにとっては設備投資の割に利益の上がらないサービスであり、ブロードバンドにおけるメールアドレスのような位置づけになるとしている。
法人ユーザーについては、2002年末で1万100社で、前年比で2倍以上の伸び。今後は2003年末に最大で1万1,980社、2007年末には2万1,550社と推定している。
調査は、2002年12月から2003年3月にかけて一般コンシューマー545人、サービスベンダー7社、機器ベンダー5社に対して実施されたもの。詳しい内容は「IP電話専用番号『050』によるインパクトと将来展望」「2003年版 躍進するIP電話関連機器市場の将来展望」としてまとめられている。
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(2003/6/2)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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