【セキュリティ】
マイクロソフト、Windows Mediaサービスの脆弱性を“重要”に引き上げ
■URL
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms03-019.asp
マイクロソフト株式会社は、Windows Mediaサービスの「ISAPIエクステンション」の問題によって任意のコードが実行される可能性がある脆弱性「MS03-019」を深刻度“警告”から“重要”に引き上げた。対象となるOSは、Microsoft Windows 2000 Server/NT 4.0 Server。
この脆弱性は、Microsoft Windows 2000 ServerやNT 4.0 Serverに提供されているストリーミングメディアサーバー機能「Windows Mediaサービス4.1」に含まれるISAPIエクステンションの「nsiislog.dll」に、任意のコードが実行できる脆弱性があるというもの。ISAPIエクステンションとは、ISAPI(Internet Services Application Programming Interface)を介して、IISに機能を付加できる機能だ。ただし、「Windows Mediaサービス4.1」はデフォルト状態では、Microsoft Windows 2000 Server/NT 4.0 Serverにインストールされていないため、自分でインストールしているサーバーしか影響を受けない。
マイクロソフトでは、この脆弱性の深刻度を“警告”としていたが、攻撃者がリモートから任意のコードを実行できることが判明したため、深刻度を“重要”に引き上げたという。なお、対策には同社が提供している修正パッチを適用することで解決する。
(2003/6/3)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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