【調査】
米マクドナルド調査、ページ切替時に表示する巨大広告が最も効果的
■URL
http://www.iab.net/news/pr_2003_6_3.asp(英文)
米インターネット広告の業界団体Interactive Advertising Bureauは3日、様々なサイズや種類のインターネット広告の中でマーケティングに最も効果的なものはどれなのかを調べる米マクドナルド社が行なった最新調査結果を発表した。
マクドナルドが新製品の広告キャンペーンの際にテレビコマーシャルと同時にインターネット広告を掲載することで、最もブランド戦略に貢献した広告を調べた。
インターネット広告にはバナー広告(468×60ドット)、スカイスクレーパー(160×60、120×600、120×400ドット)、ボックス(300×250.5110×425、550×480ドット)、長方形(210×275、260×140ドット)に加えてページを切り替える間に30秒間表示する550×480サイズのいわゆるトランジショナル広告がある。
これらの広告で試した結果、最も大きなマーケティング効果が得られたのはトランジショナル広告だった。ブランドイメージに与えた属性として「新しい」「違う」「エキサイティング」「素晴らしい味のコンビネーション」で消費者の反応を試したところ、トランジショナル広告は「新しさ」以外の部門ではすべて30秒間のテレビコマーシャルを上回った。特に「エキサイティング」項目では30秒間のテレビコマーシャルでは5.0%の上昇に止まったのに対して、トランジショナル広告では16.3%と大幅に増加。またトランジショナル広告の効果に比べ、他のすべての種類のインターネット広告ではテレビコマーシャルを下回った。
マクドナルドでは「エキサイティング属性はどんなキャンペーンでも最も重要な属性である。なぜならそれは広告の結果として消費者がブランドに抱く感情的なつながりを表わしているからだ」とコメント。トランジショナル広告の効果に注目している。
(2003/6/4)
[Reported by 青木大我(taiga@scientist.com)]
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