【セキュリティ】
NACのスキャンエンジンにレジストリキーのすべての値を消してしまう不具合
■URL
http://www.nai.com/japan/4260engine.asp
日本ネットワークアソシエイツ株式会社(以下、NAC)は、3月にリリースした「4.2.40スキャンエンジン(以下、4.2.40エンジン)」に、レジストリキーからすべての値を消去してしまう不具合があると発表した。
NACのスキャンエンジンでは、ウイルス駆除プロセスにおいてWindowsのレジストリを修正する場合があり、その際に4.2.40エンジンではレジストリキーからすべての値を消去してしまうケースがあるというもの。これにより、特定のアプリケーションやサービスが起動しない可能性がある。
不具合の影響を受ける製品は以下の5製品となっており、それ以外のスキャンエンジンを利用する製品については影響はないとしている。
- VirusScan 4.5.1 SP1
- WebShield SMTP 4.5
- NetShield for NT 4.5a SP1
- GroupShield 5.0a for Domino
- VirusScan TC 6.x
この不具合を修正するためには、最新版「4.2.60スキャンエンジン」にアップデートすればよい。しかし、現在「4.2.60スキャンエンジン」は英語版しか提供されていないため、日本語版OS環境ではインストールできない場合がある。したがって、6月26日に提供予定の「Weekly
SuperDAT」まで適用を待つようにNACは推奨している。また、まだ4.2.40エンジンを導入していない場合はそのまま4.2.40エンジンを適用せずに、4.2.60スキャンエンジンリリース後に、直接4.2.60スキャンエンジンへアップデートするように推奨している。
(2003/6/6)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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