【セキュリティ】
ソフォス、「BUGBEAR.B」がクレジットカード情報を狙っていると警告
■URL
http://www.sophos.co.jp/virusinfo/articles/bugbearb.html
ソフォス株式会社は9日、6月5日に発見され国内でも多数の感染が報告されているウイルス「BUGBEAR.B」がクレジットカード情報などを狙う「キーストローク・ロガー」機能を搭載していると発表した。
「BUGBEAR.B」は、大量メール送信やネットワーク共有を利用して感染を広げるウイルス。Internet Explorerの脆弱性「MS01-020」を利用し、修正パッチをあてていない場合はプレビューしただけで感染する点が特徴だ。
ソフォスの調査によると、BUGBEAR.Bは「キーストローク・ロガー(以下、キーロガー)」機能を搭載している。キーロガーは、PCにインストールすることにより、ユーザーがタイピングした“キー”を記録し、ウイルス作成者などの特定のユーザーに記録した情報を送信する機能。BUGBEAR.Bは、感染したPCのユーザーがオンラインバンキングやオンラインショップなどのパスワード保護されたサイトにアクセスする際に入力する“キー”情報から、アカウント情報やパスワードを盗む可能性があるという。
ソフォスは、BUGBEAR.Bには約1,300の銀行や金融機関のWebアドレスが含まれているため、オンラインバンキングを利用するPCをターゲットにしていると推測しており、これらのサービスを利用するユーザーは特に注意するように呼びかけている。
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(2003/6/9)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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