【業界動向/サイト】
Webのアカデミー賞的存在の「Webby賞」受賞サイトが発表
■URL
http://www.webbyawards.com/main/webby_awards/winners.html (受賞一覧、英文)
http://www.iadas.net/ (IADAS、英文)
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受賞サイトの紹介ページ |
米サンフランシスコに本拠地を置く国際団体「International Academy of Digital Arts & Sciences」(以下IADAS)は、Webサイトのアカデミー賞と呼ばれる「Webby賞」の2003年受賞サイトを発表した。
Webby賞は優秀なWebサイトを表彰する賞としてIADASが1997年に開始し、今年で7回目となる。IT関係の要人や知識人など480人以上のメンバーで構成されたIADASのメンバーが選ぶ本賞に加えて、一般人によるWeb投票で決定する「People's Voice」賞を設けている点が特徴だ。また受賞者による5単語の受賞コメント(five word acceptance speeches)でも知られていて、毎回ユニークなコメントが掲載されている。受賞サイトはカテゴリーごとに決定され、第1回では15だったカテゴリー数も、今回は政治活動から金融、健康、スポーツなど31個にまで拡大した。
受賞サイトから主なものを挙げると、本賞とPeople's Voiceのダブル受賞、つまり批評的な視点と一般ユーザーの双方から最高の評価を得たサイトは、以下の11件となった。なかでも「Amazon.com」は、2002年に続いてのダブル受賞だ。
また2002年度は「Google」が受賞した“最優秀事例”のカテゴリーで、今年はblog作成ツールの「Movable Type」が受賞している。なおNielsen//NetRatingsによるWeb視聴率調査を元に選定した“最も早く成長したサイト”(Rising Star)のカテゴリーでは、デジタルフォトサービスの「Snapfish」の受賞となった。
IADASではWebby賞が7回目を迎えて定着したことを契機に、新たにインターネットでビジネスを行なう企業を対象とした「WEBBY BUSINESS AWARDS」を設置。今年11月の受賞サイト発表に向けて、ノミネート選定などを進めている段階という。
(2003/6/9)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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