【業界動向/無線】
IEEE、無線LAN規格「802.11g」を正式に承認
■URL
http://standards.ieee.org/announcements/80211gfinal.html (リリース・英文)
IEEEの標準規格として「802.11g」が正式に承認されたことが12日発表された。これまでに802.11ワーキンググループが発表してきた暫定仕様に基づく802.11g対応製品が市場に出ているが、正式承認を受けて、ファームウェアなどにより正式版にアップグレードされることになる。
802.11gは現在最も多く使われている無線LANの標準規格である「802.11b」と上位互換性を持ち、同じ2.4GHz帯を使いながら、最大で54Mbpsで通信できる。これは802.11bの最大11Mbpsに比べて、およそ4倍から5倍の速度となる。
IEEEが802.11gを承認するまでには、IT関連企業やコンサルタンティング組織、学術組織などから構成される400人の投票権を持つ人々の意見をとりまとめる必要があったという。
802.11規格製品の互換性を推進する業界団体Wi-Fi Allianceは、近く802.11gの対応を認定する「Wi-Fi CERTIFIED 802.11g」製品のリストを発表する予定だ。
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(2003/6/13)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
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