【セキュリティ】
メールおよびファイル共有ソフトで感染するウイルス「Cidas」を警告
■URL
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.hllw.cidas@mm.html
http://service1.symantec.com/SUPPORT/INTER/tsgeninfojapanesekb.nsf/jdocid/20020407222052953 (Windows XPのシステム復元機能の操作方法)
http://service1.symantec.com/SUPPORT/INTER/tsgeninfojapanesekb.nsf/jdocid/20020405043621953 (Windows Meのシステム復元機能の操作方法)
株式会社シマンテックは13日、メールおよびKazaaやLimewireなどのファイル共有ソフトで感染するウイルス「W32.HLLW.Cidas@mm」を危険度「2」で警告した。感染力「高」としている。
このウイルスは、Outlookのアドレス帳にあるメールアドレスに大量メール送信することで感染活動を行なう。メールの件名は、「New update!」「Interesting file」「Update your system」「Very important!」「A windows patch」などWindowsのアップデート情報に見せかけたもの8種類、添付ファイルは「WinUpdate.exe」「WinTool.exe」「BugFixer.exe」「Microsoft_patch_7209.exe」などアップデートパッチに見せかけた実行ファイル7種類だ。本文は、「Hi! Install this useful program, and tell me what you think about it! Greet」と書かれている。
また、ファイル共有ソフト経由の感染では、Kazaa、Kazaa Lite、eDonkey2000、Grokster、Limewire、Morpheusなど主要なアプリケーションが対象になる。これらソフトの共有フォルダー内に「Porn_Downloader.exe」「AIM password stealer.exe」「Norton AntiVirus Crack.exe」「Bin Laden-The truth.exe」などのファイル名で自身をコピーする。
感染した場合、システムの復元機能を無効にした上で、最新の定義ファイルにしたウイルス対策ソフトでスキャンし、W32.HLLW.Cidas@mmとして検出されたファイルをすべて削除する必要がある。なお、システムの復元機能は、Windows Me/XPで有効になっている機能で、ウイルスに感染した情報が「_RESTORE」フォルダ内に作成されている可能性があるため、必ず無効にしてから駆除することが重要だ。
(2003/6/13)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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