【携帯電話】
~KDDI社長会見「ナンバーポータビリティはメールアドレスも」ドコモに続き、KDDIも携帯電話公式サイトの物販代金回収サービス■URL KDDIは、6月18日に開催された定例会見で「プレミアムEZ回収代行」サービスを7月3日から開始すると発表した。会見では、同社小野寺社長が記者団からNTT接続料値上げやナンバーポータビリティについて質問を受ける一幕もあった。
■KDDI高橋氏、「低額な商品を気軽に買える文化を育てたい」 今回発表された「プレミアムEZ回収代行」は、EZweb公式サイトで販売される各種物品を料金をau端末の利用料と合算で支払えるサービス。同社では、今回のサービスを、着信メロディや待受画像など低額なデジタルコンテンツ向け「EZweb情報料回収サービス」と、トライアルサービスが実施されている高額商品向けの「Kei-Credit」との中間となる「中・低額商品」向けサービスと位置付けている。 同社コンテンツ本部長の高橋誠氏によれば「クレジットカード番号をいちいち入力しなくとも購入できる手軽なもの。今後は雑誌やテレビ、Webサイトなどとの連携を深め、“au片手にお買い物”ができるよう展開していく予定。テレビを見ながら、パソコンを見ながらという“ダブルウィンドウ世代”向けに中・低額な商品を気軽に買える文化を育てたい」としており、「2~3年後には取扱総額200億円を目指している」と意気込みを語った。 また、NTTドコモの「請求代行サービス」が物販にも拡張されたことが先日発表されたことについて同氏は、「KDDIとしては7月を目処にプロジェクトを進めてきた。特にドコモを意識したわけではない。ただし、こうした新しい市場を広げるためには、KDDI 1社では無理。他の事業者とも足並みを揃えた方がいい」とした。 ■ ナンバーポータビリティはメールアドレスも一緒に さらに同氏は、ナンバーポータビリティについても触れた。「ユーザーの意見を確認しなければならないが」と前置きした上で、「これだけメールが普及した今、電話番号だけのポータビリティに意味があるのか」と問題を提起。メールアドレスと電話番号をともに移行できる仕組みが必要との意向を示した。 「(利用者負担になる可能性がある)コストの問題などもあるが、お金を払ってでも電話番号だけのポータビリティをやりたいというユーザーが果たしているのだろうか」と語った。 ◎関連記事 (2003/6/18) [Reported by 鷹木 創] |
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