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【イベントレポート】

Macromedia Flash Conferenceが開催

米MacromediaのCEO、「Flashをユビキタスのレベルで普及させる」

■URL
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/events/flashcon/

 6月20日、マクロメディア主催によるFlashコンテンツ開発者向けのイベント「Macromedia Flash Conference」が都内のホテルで行なわれた。カンファレンス冒頭の基調講演では、米Macromedia CEOのロブ・バージェス氏が演壇に立った。

●ユーザーインターフェイスとしてのFlash

米Macromedia CEO ロブ・バージェス氏
 「ユーザーエクスペリエンス」。これがバージェス氏が講演中、再三繰り返していたキーワードだ。講演はFlashが提供する“使いやすさ”、Flashソリューションの広がり、Flashを中心とした製品戦略の3点がメインテーマとなった。

 同氏はまず、Webにおけるユーザーインターフェイスについて触れ、「ユーザーがどういう風に使うのかを考えなくてはいけない。Webサービスでは、テクノロジーの制約でやりたいことができないケースが多いが、Flashはそれに自由を与える環境だ」と述べた。その具体例として、小型車ミニ・クーパーのECサイトや、最終的な予約段階までほとんどネットワークネゴシエーションの発生しないホテル予約システム、スペックや本体の大きさを絞り込んでいけば、目的にあったデジカメを探し出せるECサイトなどの実例を紹介。これらのサイトは、すべてFlashだからこそ構築し得た使いやすいインターフェイスであるとまとめた。

 またFlashプレーヤーの普及率が90%を超えていることを指摘。デファクトスタンダードの位置まで上り詰めたPCプラットフォームから、今後は「『ユビキタス』のレベルまでFlashが普及していくよう努力する」と述べた。

●「Flashは生態系」

 さらに、「Flashは、もともとアニメーションを作るシステムだったのが、さまざまなアプリケーションに使われるようになった」と発言。Eラーニング、EC、カタログなどのPR分野、ゲームをはじめとしたエンターテイメント分野、プレゼンテーションなどのビジネス分野と、さまざまなシーンでFlashが利用されていることを挙げ、プラットフォームとしてのFlashへの自信を見せた。これらを総合し、バージェス氏は「Flashの生態系」というキーワードで、Flashソリューションの広がりを表現した。

 中でもPC以外のデバイスへの組み込みに関しては力を入れているようで、マイクロソフトのPocket PC、ソニーのPalm OS搭載機CLIE、そしてNTTドコモのiモードを例に挙げ、「我々には強力なパートナーがついている」と語った。

 また同氏は、インターネット広告市場でのシェアについてもFlashの強さをアピール。「インターネット広告市場が世界規模で足踏みを続けるなか、バナーの作成環境におけるFlashのシェアは圧倒的で、また実際にクリックレートも高い。ただのバナーよりインタラクティブでパワフル。消費者や広告主の感情に訴えるからだろう」と語り、DELL、IBM、Verizonなどアメリカの大手IT企業のFlash広告を紹介した。

Flashベースのホテル予約サイト。エラーで入力した項目がクリアされたりすることがなく、使い勝手がいいという Flashプレイヤーの導入率はプラグインの中でも圧倒的だ

●Powerpointキラーを目指す新ツール「Breeze」

 その後、講演はFlashを中心に据えた製品戦略に話題が移った。Flashベースのビデオチャットやストリーミングなどを可能にするサーバーウェア「Flash Communication Server MX」や、ブラウザなしでFlashをコントロールできるようにする開発ツール「Macromedia Central」などを紹介。なかでも注目を浴びたのが、「Powerpointキラー」として開発されたFlashベースのプレゼンテーションオーサリングツール「Breeze」だ。

 Breezeの大きな特徴は、作成ファイルをFlash形式にコンバートすることで、インターネット上で公開する際に、ユーザー側がFlashプレイヤーをインストールしていれば閲覧できることだ。Flashベースのためファイルサイズが小さくて済むことに加え、音声のアナウンスを付け加えられるといったメリットもある。バージェス氏は、「多くの人が見られる形式で音声付きのセミナーやカンファレンスの資料が、Breezeによってインターネットで流通するようになる」と語った。なおBreezeは、時期は未定ながら日本でのリリースも予定されているという。

 その後バージェス氏は、Silicon GraphicsやAlias ResearchといったCG分野での職歴を披露。3DのCGが映画の分野などで応用されるようになったこと、Alias Research時代にMayaの開発に携わり、Mayaという技術がアカデミー賞を受賞したことなどについて振り返った。最後に、「インターネットは非常にすばらしいインフラだ。私たちが関わってきたのはラストマイル、つまりユーザーが直接触れる部分のインターフェイス、ユーザーエクスぺリエンスだった。今後もユーザーエクスペリエンスの向上に力を尽くしていく」と語り、講演を締めくくった。

 なお、基調講演終了後、別室でプレスカンファレンスが行なわれた。「FlashをW3Cに申請して標準化するつもりはあるか」との記者の質問に対し、バージェス氏は「せっかく定義されたのに誰も使わない、という問題がある。標準化しようとすると、どうしてもいろいろな要素を盛り込んでファイルサイズが大きくなってしまうし、それは避けたい。Flashの普及率を広める上で、ファイルサイズが小さい、という点は大きかったと思うからだ。戦略としては、既得権を持った企業と手を組み、プラットフォームを広めていこうという戦略だ」と答えた。

パートナーの数々。Flashのプラットフォームをさまざまな機器に拡大させ、Flashのユビキタス化を目指す もともとはアニメーション作成ツールだったFlashだが、現在の応用範囲は広い

(2003/6/20)

[Reported by 伊藤大地]

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