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【業界動向/検索】

米Microsoftがサーチエンジンを開発中~米Googleに対抗との噂も

■URL
http://search.msn.com/MSNBOT.htm (MSNBOTのFAQ)
http://jeremy.zawodny.com/blog/ (Jeremy Zawodny氏のblog)
http://scriptingnews.userland.com/msnBot (Dave Winer氏のblog)

 米MicrosoftのMSN部門が、Webを検索するサーチエンジンを開発して実験中であることが、同社サイトで明らかになった。このロボットは「MSNBOT」と呼ばれており、すでに検索用のインデックス作成を始めている。

 サイトに掲載されたFAQによれば、MSNBOTは現在プロトタイプのため他のサーチエンジンの100分の1ほどの能力しか持たないという。ただ、将来的には「我々は最終的にクロールしたコンテンツをMSNサーチの検索結果に含めるつもりだ」と明言している。MSNは今年2月にサーチエンジン「Inktomi」の検索結果を利用する契約を結んでいるが、この契約への長期的な影響も考えられる。MSNがクロール型サーチエンジンの開発に成功すれば、Google、Inktomiに次ぐ第3の勢力になる可能性は否定できない。

 Yahoo!の著名なエンジニアであるJeremy Zawodny氏のblogで、最近MSNBOTの動きが報告されたことから、この存在がにわかに注目されるようになった。またハーバード大学フェローであるDave Winer氏も自身のblogで、MicrosoftのMSNサーチ部門で面接を受けたと主張する匿名の人物によるコメントとともに、「MicrosoftがGoogleに対抗しようとしてサーチエンジンを開発している」との見方を伝えている。

(2003/6/23)

[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]

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