【ADSL/業界動向】
総務省、ADSLサービスの広告基準を定めるワーキンググループを発足
■URL
http://www.soumu.go.jp/
総務省は、ADSLサービスに加入したユーザーから寄せられた通信速度などの苦情に対処するため、広告基準などを定めるワーキンググループを発足させた。
消費者からの苦情は、総務省内に設置されている相談センターのほか、日本広告審査機構(JARO)に寄せられたもので、具体的には加入時に説明されたADSLサービスの通信速度と、実際に利用した際の速度が異なっているなどの苦情が寄せられたという。
総務省では、ADSLサービスの広告表示方法などの苦情に対処するため、電気通信消費者支援連絡会(支援連絡会)内に「広告表示基準の策定に関するワーキンググループ」を発足させた。ワーキンググループの第1回会合は6月18日に開催され、出席したのはテレコムサービス協会や、電気事業者通信協会、日本インターネットプロバイダー協会など。
会合では、通信業界としてADSLサービスに加入を希望する消費者に対して事前にADSLの特性などを理解して契約してもらえるような広告基準などを検討し、9月に開催予定の支援連絡会の次期会合までに試案を作成したい考えだとしている。
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(2003/6/24)
[Reported by 村松健至]
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