【新製品】
ソニーとNTT東西、Lモードで画像付きメールを送受信できるエアボード■URL
ソニー株式会社とNTT東日本株式会社およびNTT西日本株式会社は、Lモードに対応したワイヤレス液晶テレビ「エアボード」(IDT-LFL1)を発表した。NTT東西から、7月中旬に提供される。価格は13万円で、Lモードアダプタがセットになった「エアボードLモードパッケージ」は15万円。 「エアボード」は、ワイヤレスの液晶モニターでテレビやWebサイトの閲覧が可能な“パーソナルITテレビ”。ベースステーションにIEEE 802.11b対応無線LANアクセスポイントを内蔵し、液晶モニターとは無線LANで接続する。 今回の「IDT-LFL1」では、新たにNTT東西のLモードに対応。テレビを視聴しながらLモードを利用することができる。また、NTT東西が7月より提供予定の「写真Lメール」もサポートしており、エアボードやメモリースティックに保存した画像をメールに添付して送信できる。送信する画像には、文字などを書き込むことも可能だ。 また、エアボードの設定を切り替えることで、通常のISP経由でのWebサイト閲覧も可能。Lモードは、加入電話/INSネット経由のダイヤルアップ環境でしか利用できない。 「エアボードLモードパッケージ」に付属するLモードアダプタ「F1-103-L1」を使用すると、Lモードのメールを自動受信できる。「Lモードアダプタ」を使用しない場合は、手動でメールの受信操作を行なう必要がある。 その他のスペックは現行モデル「IDT-LF3」とほぼ共通で、リモコンは付属しない。ディスプレイは、800×600ドットの12.1型透過型TFT液晶を搭載。ベースステーション部には、VHF/UHF端子やビデオ入力端子、S映像入力端子およびビデオ出力端子、モジュラージャックとEthernetポート(10BASE-T)、プリンタ接続用USBポートを備えている。モニター部にはメモリースティックスロット、キーボード用のPS/2端子、拡張用のUSB端子を装備。 大きさは、モニター部が368×242×52mm、ベースステーション部が260×130×170mm。重さはモニター部が約2.1kg、ベースステーション部が約1.2kg。バッテリーはリチウムイオン充電池を採用し、バックライトの明るさを中に設定した状態で約1.5時間駆動する。 「IDT-LFL1」は今後、NTT東西からのみでなくソニーからも提供される予定で、「Lモードアダプタ」の単体発売も検討しているという。ソニーは今後もNTT東西と協力し、Lモード搭載端末を提供していく予定だ。
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