【セキュリティ】
~IE6.0 SP1環境で発生し、レジストリ編集で回避可能
リモートアクセス接続が複数あるとWMPがストリーム再生できない不具合
■URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;810635
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不具合を報告するマイクロソフトのサイト
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マイクロソフト株式会社は、リモートアクセス接続が複数あると、Windows Media Player(WMP)がストリームメディアを再生できないことがある不具合を報告した。対象となるOSは、Windows XP/2000/NT 4.0/ME/98 SE/98。
この不具合は、複数のリモートアクセス接続を利用していると、WMPがストリームメディアを再生できない場合があるというもの。Internet Explorer 6.0 SP1を利用している環境で、WMP for Windows XP(Version 8.0)を利用している場合に発生する。
原因は、WMPがWininetのInternetGetConnectedStateEx関数を利用してリモートアクセス接続とLAN接続を検出しているが、複数のリモートアクセス接続がある場合、この関数がリモートアクセス接続を正しく検出できないため。このため、複数のリモートアクセス接続をしている場合、WMPが現在のPCをオフラインとみなすことがあるという。
現在のところ、マイクロソフトより修正パッチが提供されていないため、この現象を回避するためにはWMPのオフライン検出機能を無効にする必要がある。回避方法は「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力し、以下のキーに移動しクリックする。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
その後、「編集」メニューの「新規」にある「DWORD 値」をクリックし、名前“ForceOnline”、値“1”と入力することで修正できる。
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(2003/6/25)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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