【新製品】
キヤノン、WebView用ビューワーにPocket PC版と携帯電話版を追加
■URL
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2003-06/pr_vb150.html (発表資料)
http://cweb.canon.jp/wvp/index.html (製品紹介)
http://web.canon.jp/wvw/ (WebView World)
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RV-P1.0(左)とRV-C1.0(右)。RV-P1.0は、画面を横向きにした全画面表示も可能だ |
キヤノンは26日、同社のネットワークカメラ映像配信システム「WebView」のビューワーとして、PDA用の「RV-P1.0」と携帯電話用の「RV-C1.0」を発売すると発表した。RV-P1.0はPocket PC 2002搭載のPDAに対応しており、1ライセンス6,000円/5ライセンス2万4,000円で7月1日より発売する。RV-C1.0はNTTドコモのFOMA 2051/2102Vシリーズと504i/504iSシリーズに対しており、価格は1カメラサーバーあたり7万円。7月下旬の発売予定となっている。
いずれの製品も、WebViewですでに提供されているパソコン用ビューワーと同様、ネットワークカメラ映像のモニタリングとともに、パンやチルト、ズームといった遠隔操作が行なえる。フレームレートはRV-P1.0が最大約5フレーム/秒、RV-C1.0が最大約1フレーム/秒となっている。
なお、RV-C1.0は、カメラサーバー側にインストールしておくことでアクセスした携帯電話にiアプリとしてダウンロードされる仕組みのため、エンドユーザーには無料で提供される。湘南材木座海岸など、キヤノンが設置・運営しているカメラ(「WebView World」からアクセス可能)にも順次導入し、携帯電話に対応していく予定だ。今後は他の携帯電話キャリアのフォーマットへも対応を検討するとしている。
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VB150は、最大4台のカメラを接続できる |
同社ではこのほか、カメラサーバーの新製品「VB150」も7月1日より発売する。新たにPCカードスロットを装備し、IEEE 802.11b方式の無線LANでネットワーク接続できるようになった。今後、ファームウェアのアップデートで他の方式にも対応していくという。また、映像の中の動くものを検知して画像の蓄積を開始したり、携帯電話通知する「動き検知機能」も搭載された。VB150はオープン価格だが、市場予想価格は24万8,000円程度。
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(2003/6/26)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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