【ソフト/検索】
米Google、Toolbarの新版を発表。ポップアップ広告停止やblog発行が可能に■URL
Google Toolbarは2000年12月に米国で公開され、その後日本語版が2001年10月に正式リリースされている。Googleの検索をどのWebページからでも即座に行なえる点や、検索結果で表示したページで、検索キーワードをハイライトして見つけやすくできる点などで、高い人気を得ているソフトだ。 新版の2.0βでは、検索以外の3つの機能が新たに追加されている。1つは「Pop-up Blocker」で、アクセスしたWebページで表示されるポップアップ広告の表示をブロックするもの。ブロックした広告の数はツールバー上に表示され、ボタン1つでブロックする/しないを切り替えることができる。 2つめは、会員登録や懸賞応募などのWeb上のフォームに、簡単に入力できる「AutoFill」。氏名や住所などの情報をToolbarに登録してから利用可能となる。フォームのあるWebページにアクセスすると、AutoFillで入力できるエリアがハイライト表示され、ボタンをクリックすると自動的に入力される仕組みだ。 3つめは、表示しているWebページのURLを保存し、「Blogger.com」からblogとして発行できる「BlogThis!」だ。Googleは今年2月に「Blogger.com」を運営するPyra Labsを買収しており、その後の動向が注目されていた。「BlogThis!」は買収後の具体的な動きとしては初めてのものになる。またblog作成にWebの検索は不可欠な要素でもあり、Googleらしいblogへのアプローチといえるだろう。 なお検索面では、サイト検索(Current Site)やイメージ検索などをプルダウンで選べるようになったほか、Toolbarで自国のGoogleサイトを設定している場合、検索結果で自国語サイトだけを表示できる「Search Country」機能が加わっている。 Google Toolbar 2.0βはWindows XP/2000/Me/NT/98/95に対応し、Internet Explorer 5.0以上で利用できるが、Popup Blockerを利用する場合、Internet Explorer 5.5以上が必要となる。なおグーグル株式会社では、現在2.0の日本語版を開発中だが、リリース時期は未定としている。
◎関連記事 (2003/6/27) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
|