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110社の200タイトルが共通IDで利用可能にソフトバンクBB、オンラインPCゲームポータル「BB Games」オープン■URL
ソフトバンクBBと同社子会社のビー・ビー・サーブは3日、オンラインPCゲームのポータルサービス「BB Games」を25日にオープンすると発表した。日韓のゲームメーカー110社の200タイトルについて、BB Gamesで提供することで基本合意した。ブロードバンドユーザーは、BB Gamesで無料の会員登録を行なってIDを取得することで、ラインナップされている各有料オンラインゲームへのログインや決済手段を一元化できるほか、一定期間の無料体験サービスが受けられる。一方、ゲームメーカーはBB Gamesに参加することで、自社で決済プラットフォームやサーバーを用意することなく、オンラインゲームサービスが展開できる。 BB Gamesで提供することで基本合意しているのは、韓国のオンラインゲームメーカー80社150タイトルと、国内の30社50タイトル。まずは25日のオープン時点で30タイトル程度を提供し、今年度末までに100タイトル以上に、来年度末までに300タイトルに拡大する。国内のゲームメーカーとしては現在、「ラグナロクオンライン」を運営しているガンホー・オンライン・エンターテイメント、「リネージュ」を運営しているエヌ・シー・ジャパンの2社の名前が明らかにされているが、このほかにも有力メーカーに声をかけているという。25日のオープン時には「ビッグタイトルも発表できると思う」(ビー・ビー・サーブの孫泰蔵代表取締役社長)としており、国内で提供されるオンラインゲームのほとんどをBB Gamesから利用できるようにする考えだ。 なお、BB Gamesは、加入しているISPを問わずブロードバンドユーザーなら誰でも利用できるオープンなポータルだが、Yahoo! BB会員への特典を設けることでソフトバンクグループとしてYahoo! BBの会員獲得にもつなげる狙いがある。無料体験期間の延長や先行ベータテストへの参加などの特典を設けるほか、Yahoo! IDの取得者であれば、BB Games IDの登録が簡易化される。「(従来のYahoo! BBのセールスポイントである)“速い”“安い”“簡単”に、“面白い”が加わることで、Yahoo! BBの差別化ポイントにもなる」(ソフトバンクBBの孫正義代表取締役社長)。一方、Yahoo! BBでは、街頭におけるゲームCD-ROMの配布やYahoo! BBカフェにおけるオンラインゲームイベントなど、BB Gamesのマーケティング面でサポートしていく。
(2003/7/3) [Reported by nagasawa@impress.co.jp] |
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