【調査】
「インターネット白書2003」で見るインターネットの現在(3)
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「インターネット白書2003」7月2日発売、5,800円(税別)。発行:インプレス |
オンラインショッピングの利用経験調査(有効回答数2,803)では、85.9%のユーザーが何らかの製品やサービスを購入していることがわかった。そのうち、製品やサービスを購入するための情報収集にインターネットを利用しているユーザーは93.9%。主な分野は、書籍・雑誌、旅行・宿泊・チケットなどだ。今後、購入を希望する分野は、CD・DVD・ビデオ、書籍・雑誌などとなった。
オンラインオークションの取引経験調査(有効回答数2,513)では、45.4%のユーザーがオークションに参加したことがあることがわかった。うち、買ったことがあるユーザーが87.6%、売ったことがあるユーザーは44.3%。利用されるオークションサイトは、Yahoo!オークションが77.7%で他を圧倒し、次いで楽天市場(35.6%)、BIDDERS(22.8%)と続く。
●実際に被害を受けた迷惑行為のナンバーワンは「ウイルス」
セキュリティに関する調査(有効回答数1,969)では、95.7%のユーザーがインターネット犯罪やセキュリティに関する情報に接したことがあると回答し、75.1%が不安や危険を感じているという。不安を感じる主な分野は、Web上での情報の取り扱いが86.7%で最も高かった。
実際に被害にあった迷惑行為の分野は「コンピュータウイルス」が24.9%と突出しており、プライバシー情報の流用(4.1%)、誹謗・中傷・デマ(2.7%)、ねずみ講(1.4%)と続く。スパムメールについては58.7%のユーザーが受け取った経験があり、ウイルス感染メールの受信も44.3%という結果になった。
ウイルス対策については、4人中3人が何らかのウイルス対策ソフトを導入している。ウイルス対策ソフトの購入における重視点は、「信頼感がある」(54.0%)、「メーカーのサポート体制」(38.3%)、「実績がある」(30.4%)となった。ソフトのシェアでみると、シマンテックの「Norton AntiVirus」が47.0%、次いでトレンドマイクロの「ウイルスバスター」(28.3%)となっている。
インターネットユーザーの4人に3人はウイルス対策ソフトを導入している |
(2003/7/3)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]