【新技術】
~実証実験サイト上から、対応アプリケーションを無料ダウンロード可能NTT、カメラ付き携帯やWebカメラで撮影するだけでWebへアクセスできる新技術■URL 日本電信電話株式会社(以下、NTT)は7日、NTTサイバーソリューション研究所(以下、SL研究所)の電子透かし技術を基盤としたインターネットアクセスプラットフォーム「サイバースカッシュ」を開発したと発表した。 サイバースカッシュは、画像に独自の電子透かしを埋め込むことにより、Webカメラやiアプリ対応カメラ付き携帯電話で画像を読み取るだけで、指定したWebサイトへ誘導するサービス。電子透かし読み取りソフトとしては、Webカメラと接続したPC向けにWebカメラを向けただけで自動的に読み取れる「スカッシュリーダ:Active-X版」と、カメラ付き携帯電話で撮影するだけで読み取りができる「スカッシュリーダ:iアプリ版」を開発し、Webカメラやカメラ付き携帯電話からWebサイトへの誘導を容易にした。 NTTでは、SL研究所の実験サービスサイト「サイバートライアル」にて、「サイバースカッシュ」を7月8日より約6カ月に渡って提供する。実証実験では、サイト上に電子透かしを埋め込んだ画像を用意し、この画像をプリントアウトしたものに「Webカメラを向ける」もしくは「カメラ付き携帯電話で撮影」するだけで、サイバースカッシュのサービスを体験できるというもの。 サイバートライアルのWebサイト上では、サービスに必要な「スカッシュリーダ:Active-X版」と「スカッシュリーダ:iアプリ版」を配布しており、これらをダウンロードすることにより、サービスを利用できる。ただし、「スカッシュリーダ:iアプリ版」の対応端末は、504iSシリーズに限られており、505シリーズには順次対応予定。また、先着1,000名には、電子透かし入りネームカード「スカッシュカード(PDF版)」を無料で提供する。 NTTでは、「ポスターや雑誌などの紙面上では、Webサイト上に誘導したい場合でも、従来では読者が自分自身でURLを入力しなければならず、面倒と言わざるを得なかった。サイバースカッシュでは、カメラ付き携帯電話で紙面を撮影するだけで、Webサイトへ誘導できるために、手間を大幅に削減できる。実証実験で意見を求めて、実用化に向けて研究を進めたい」としている。
(2003/7/7) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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