【サービス】
NTT-ME、Flashや動画を共有可能なWeb会議サービス「TOCSR Ver5.0」■URL
TOCSRは、NTT-MEが米WebEx Communications(以下Webex)と提携して行なっているWeb会議サービス。音声はNTT-MEによる電話回線を利用した音声会議サービスで提供し、パワーポイント資料などのファイルをWebブラウザーで共有することで、聞きやすさと容易な共同作業の両方を実現できるという。また企業のネットワークなどでファイアウォールを設置していても利用できる点も特徴だ。2001年10月よりサービスを開始し、2002年2月にはインターネット電話機能と多言語対応を開始。2003年1月からは従来の定額制に加えて従量課金制を開始し、より手軽な利用を可能にしている。 10日より提供開始する新版では、WebExが開発した「MediaTone」という独自仕様の配信形式を採用。これによって、共有できる書類の種類やプラットフォームなどの自由度が大幅に向上した。具体的には以下の新機能が追加されている。
また従来のWindows、Mac、Solarisに加えてLinuxとPalmへ対応したほか、外出先や自宅のPCからセキュリティを確保しながら容易に共有作業ができる「どこでもアクセス」機能も追加している。 TOCSRの課金コースは定額課金制と従量課金制の2コースがあり、定額制の場合、月額1ライセンスで1万6,600円。別途初期費用として19万5,000円が必要となるほか、インターネット電話を利用する場合は1分5円の料金が課金される。従量課金制の場合、1分38円が課金される仕組みで、初期費用は1万円となる。なお従量制では、利用の有無に関わらず、月額3,000円のミニマムチャージが発生する。 NTT-MEやグローバル展開を行なう企業をはじめ、大学での遠隔講義や、また3D CADを利用する製造業や建設業などをターゲットとして見込んでおり、「TOCSR Ver5.0」単独で、1年目で1億円、3年後に5億円の売上げを見込んでいる。
(2003/7/8) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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