【通信事業】
米Sprint、大規模な無線LAN接続サービス計画を発表
■URL
http://www3.sprint.com/PR/CDA/PR_CDA_Press_Releases_Detail/0,3681,1111718,00.html (英文)
米Sprintは21日、全米各地で無線LAN接続サービスを提供する大規模な計画を発表した。このサービスの利用料金などはサービスが開始される今年夏に発表される予定だ。
計画によると、このサービスは今夏の終わりごろに800カ所のホットスポットで開始され、年末ごろまでには全部で2,100カ所のホットスポットで提供する予定だ。Sprintは、同社のサービスが受けられるホットスポットを探知したり、アップデートを提供するためのソフトウェアを,
同社の販売網や代理店を通して配布する。米国ではすでにT-Mobile USAが大手コーヒーショップのStarbucksと提携して無線LAN接続サービスを提供しているが、携帯電話事業者が提供する無線LAN接続サービスとしてはこれに並ぶ大規模な計画だ。
このサービスで使われるクレジットカードによる認証手続きやカスタマーサービスなどの業務はAirpath Wirelessが請け負い、90%以上のホットスポットは大手ワイアレスISPのWayportとの提携によって賄う。これらに加えてSprintは独自に空港、会議場、ホテルやその他公共施設に無線LANインフラを設置するための交渉を現在行なっている。
米国ではすでに前述のT-Mobileだけでなく、AT&T Wireless、Verizon Communicationsなども、無線LAN接続サービスを提供している。欧州でも携帯電話事業者が無線LAN接続サービスを提供することが多く、無線LAN接続サービスのビジネスモデルに大きな影響を与えている。
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(2003/7/22)
[Reported by 青木大我(taiga@scientist.com)]
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