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ラジオたんぱ、P2Pマルチキャストによるストリーミング放送実験
■URL
http://www.tampa.co.jp/bannai/syncast.html
ラジオたんぱは22日、P2P方式のマルチキャストによるライブストリーミング放送実験を開始したと発表した。Windows XP/2000/NT/Me/98、Internet Explorer 5以降、Windows Media Playerに対応しており、グローバルIPアドレスが割り当てられているパソコンから利用できる。視聴は無料。実験は9月末まで続けられる。
今回の実験は、韓国Ghizi Soft社が開発し、国内ではデジタル・ハートが販売しているインターネット放送ソリューション「Syncast-Professional」を採用したもの。視聴者の各ノード間でデータをリレーしていく仕組みとなっており、これにより、ラジオたんぱのサーバーへのアクセス集中が緩和され、従来に比べて接続しやすくなるとしている。仕組み上、グローバルIPアドレス限定となっているが、LANなどからの視聴には、ユニキャスト方式に自動的に切り替わる。
ラジオたんぱによれば、同社では1999年6月から平日の日中に株式市況などのライブストリーミング放送を提供してきたが、ブロードバンドの普及により、一部つながりにくい状態が発生していたという。今回の実験は、ネットワーク上のルータなどをマルチキャスト方式に置き換えることなく、ソフトウェアのみでP2P方式のマルチキャストを実現するものだとしており、同じサーバーの帯域幅でもより多くのユーザーへの配信が可能になるという。
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(2003/7/22)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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