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【サービス】

IIJ、謎のプロトコルで海外からのWebアクセスを高速化するサービス

■URL
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2003/0723.html (発表資料)
http://www.iij.ad.jp/service/system/IIJ-NL.html (サービス紹介)
http://www.netli.com/ (Netli社、英文)

従来のインターネットだけによる長距離通信を“高速道路”に例え、「将来的には(ADNという)“飛行機”を必要とするユーザーが出てくる」と強調する鈴木社長だが、日本企業のネットにおけるグローバル展開を考えれば、まだ市場は小さい。初年度の販売目標は50件

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は23日、米Netli社と提携し、海外からのWebアクセスを高速化するサービス「IIJネットライトニング」を提供すると発表した。例えば、東京では0.89秒でアクセスできる首相官邸のWebサイトがニューヨークからは7.6秒、ロンドンからは10.97秒かかるのに対して、ネットライトニングによってニューヨークからは0.86秒、ロンドンからは1.14秒に高速化できるという。電子調達サイトなど、グローバルなB2Bサイトを運営する企業などを対象に8月より提供を開始する。

 ネットライトニングは、もっとも遅延の大きい国際回線区間で、Netli社の運営するアプリケーションデリバリーネットワーク(ADN)を経由することで、通信の遅延を解消する仕組み。ADN自体がインターネット上に構築されたものだが、高速転送に特化して独自開発したという「Netliプロトコル」をhttpやhttpsの代わりに用いているため、通信の効率化が図られている。例えば、25個のファイルで構成された70KBのWebページを閲覧するのに、通常のhttp/httpsでは31往復のやり取りが発生するのに対して、Netliプロトコルでは2往復で済むとしている。

 ADNには、米国を中心に日本や上海、ロンドンなど世界13カ所に接続拠点が設けられている。ネットライトニングを契約した企業のWebサイトにエンドユーザーがアクセスしようとすると、まずは最寄りの拠点まで通常のhttp/httpsプロトコルで接続し、そこでNetliプロトコルに自動変換される。国際回線区間をADNで抜けた後、企業のWebサーバーの最寄りの拠点で再びhttp/httpsプロトコルに変換され、Webサーバーに接続する仕組みだ。契約企業は、エンドユーザーを最寄りの拠点に振り分けるようDNSのCNAMEレコードを設定するだけでよい。Webサーバーやエンドユーザー側に一切の設定変更をすることなく、透過的に機能するのが特徴だ。また、キャッシュサーバーベースのCDNと異なり、動的なWebアプリケーションに対応できるのも強みだという。

 肝心のNetliプロトコルについては、ロシア出身の技術者によって開発されたことや「どうも、TCPをすっ飛ばしているらしい」(鈴木幸一代表取締役社長)という点は判明しているようだが、特許申請中ということでIIJにもその詳細は明らかにされていない。ただし、実際にさまざまなリクエストを流すなどして同社の技術陣が「いじめ抜いて」検証しても、飛躍的な効果が確認できたとしている。「IIJでは、TCP/IPをあたり前の前提条件として使っていた。TCPをいじるという発想はなかなか思いつかなかった」(鈴木社長)として、今回、社外の技術を取り入れたサービスを展開することにした。

 ネットライトニングの初期費用は50万円、月額費用はADNの契約帯域によって異なり、1Mbpsで65万円、2Mbpsで104万円、5Mbpsで143万円となっている。契約を超えるトラフィックについては、国際回線区間も通常のプロトコルによるインターネット経由で迂回する。なお、Netli社自身も米国で「Netli NetLightning」を4月から提供しており、米hpや米Nielsen//NetRatingsなど3社に導入実績があるという。IIJネットライトニングはこれを国内企業向けに販売するもので、米国以外でのサービスはIIJが最初となる。

通常のhttp/httpsでのWebアクセス(左)とNetli ADN経由(右)を比較したIIJの説明資料。エンドユーザー側から見てADNへの入口にあたる拠点がVDCと呼ばれ、Netli社により世界13カ所に設置されている。出口にあたるのがAAPで、国内サービス向けをIIJが設置する

(2003/7/23)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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