【セキュリティ】
スイスの研究者、Windows NTのパスワードを13.6秒で解読する手法を発見
■URL 
http://lasecpc13.epfl.ch/ntcrack/ (英文) 
 スイスの研究者であるPhilippe Oechslin氏は22日、Windows NTの英数字パスワードをすばやく解読する手法を発見し、Webサイト上で発表した。この手法では、従来1分41秒かかっていた解読をわずか13.6秒でできるようになったという。 
 この手法は、大規模なルックアップテーブルを利用し、エンコードしたパスワードとユーザーが入力した文字を照合して、パスワードを解読するのに必要な計算を高速化するというもの。これは「time-memory trade-off」と呼ばれており、攻撃者が大量のメモリを利用できれば、パスワードを破る時間が短縮されるという。 
 発見者であるOechslin氏によると、Microsoftが採用しているパスワード暗号化の方法にはいくつかの弱点があるために、このような手法が有効になってしまっていると解説している。また、同氏はこの手法に関するデモをWeb上で公開している。 
(2003/7/24) 
[Reported by otsu-j@impress.co.jp] 
 
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