【ソフトウェア】
マイクロソフト、「Virtual PC for Mac Version 6.1 日本語版」発売■URL
マイクロソフトは、Mac上でWindowsのアプリケーションが使えるエミュレータソフト「Microsoft Virtual PC for Mac Version 6.1 日本語版」を8月29日に発売する。オープンプライスだが、推定小売価格は1万5,800円、アップグレード版は1万800円の見込み。Windows OSを同梱した製品も用意される。対応OSはMac OS X 10.2.1以降とMac OS 9.2.2。 Virtual PC for Mac Version 6.1は、Mac OS X、Mac OS 9上に仮想のPC環境を作り出し、Windows OSやWindows対応アプリケーションを使用できるようにするソフト。米ConnectixブランドだったVersion 6を、同社の買収に伴ないマイクロソフトブランドで提供する。Version 6との違いはブランド変更のほか、Version 6の発売開始以降に提供された2つのアップデートがあらかじめ適応される点のみ。本製品からアップデートや技術サポートはマイクロソフトが提供する。 その他の機能は従来通りで、PC環境は複数同時に起動でき、PC環境からMac本体のUSB、ネットワークポート、各種ドライブを使用できる。両環境間でコピー&ペースト、ドラッグ&ドロップによるデータのやり取りが可能で、両環境からアクセス可能な共有フォルダやドライブイメージも作成できる。また、PC環境ごとにディスク容量やメモリの割り当ても可能。 ユーザーインターフェイスはMac OS Xに合わせたもので、ドックに登録したスタートメニューからWindowsアプリケーションの一覧表示、起動が可能。Windows環境で実行中のアプリケーションのアイコンはドックに表示されるほか、Windowsアプリケーションのドックへの登録も可能。また、実行中の環境をWindowsを終了することなく保存できる。 なお、アップグレード版の対象はVirtual PC for Mac Version 5 ユーザーで、インストールにはVersion 5が必要。また、Windows OS同梱製品はWindows XP Home版が2万6,800円、XP Professional版およびWindows 2000版が2万9,800円で用意される。 企業ユーザーの複数ライセンスの導入需要に対しては、10月からMicrosoft Open LicenseやMicrosoft Selectなどの企業向けライセンスプログラムにより提供される予定だ。
◎関連記事 (2003/7/29) [Reported by 釜谷 建] |
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