■URL
http://www.senate.gov/~mccain/filter.htm
(マケイン議員のニュースリリース)
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c105:S.1482.IS:
(コーツ議員の改正案)
10日、米議会上院商務委員長のジョン・マケイン議員が、インターネット上のわいせつ情報を規制する「1998年学校のインターネット接続制限法(Internet School Filtering Act of 1998)」を議会に提出した。法案は、学校や図書館に設置されたパソコンを対象に、未成年者に好ましくない情報をカットするフィルタリングソフトを組み込むよう義務付けるというもの。受信者側への規制にあたり、発信者側への法規制は含まれていない。
米国では昨年6月、「通信品位法(CDA:Communications Decency Act)」が言論の自由に反するとして、最高裁で違憲判決を受け廃案になっている(本誌'97年6月27日号参照)。その後11月には、「通信品位法」の提出者であるダン・コーツ議員によって、ネット上の有害情報から未成年者を守るための法案(1934年通信法の改正案)が再び提出され、現在も審議中。こちらは有害な情報を未成年者に見せることを禁止する法案で、発信者側への法的規制を含んだ形となっている。
国内でもインターネット上の商用アダルトサイトへの規制を盛り込んだ風営法の改正案が発表される(本誌'98年2月12日号参照)など、インターネットに関する法制化が進められている。今後、法整備にあたって米国に追随することが予想されるだけに、米議会の判断が注目されるところだ。
('98/2/13)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸 雄一]