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【連載】

電子メールマガジンの作り方

 最近、話題になったり、人気を呼んだりしているメールマガジンには、個人で発行しているものもたくさんあります。中には、万単位で購読者を抱え、広告出稿の依頼のあるメールマガジンも結構あるようです。

 では、実際にメールマガジンを作るにはどうしたらいいのでしょうか。この連載では、企画の立て方から、多くの人に読んでもらうためのプロモーションの仕方などのHOW TOを、実際にメールマガジンを発行しているキッテコムの運営者がご紹介します。(編集部)




第1回:あなたも、電子メールマガジンのオーナーになろう!
 ―― 努力次第で、万単位の読者を持ったメルマガに仲間入り

●初めまして!

 みなさん、こんにちは。私は、都内でサラリーマンをしながら、ネット上で「キッテコム」というサイトを運営し、メールマガジンを発行しています。私のサイトは、読んで字のごとく、切手に関する情報を扱ったサイトです。

 考えてみると、切手に関心のあるインターネット・ユーザーの割合はあまり多いとは言えない気がします。しかし、キッテコムのメールマガジン購読者は、2年間で15,000人を突破しました。これは、情報発信をしていくにあたって、色々と工夫を凝らしてきた結果だと思っています。その中には、友人や読者の方からいただいたアドバイスで参考になったものがたくさんありました。そこで、これまでの経験をもとに、これからメールマガジンを作りたい人や部数に伸び悩んでいるメールマガジン発行者向けに、メールマガジンのHOW TOを連載していきたいと思います。

 人間誰しも情報発信欲はあるものです。すでに個人でも万単位で発行している電子メールマガジンは存在しており、その数は日々増えています。逆に工夫をしなければ、一つ一つのメールマガジンは目立たなくなっているのが現実です。こういった状況で、読者の皆さんが、メールマガジンを発行したり、自分のメールマガジンを改善していったりする上で、少しでもこの連載が参考になれば幸いです。

●メールマガジンのメリット

 まず、メールマガジンのメリットを考えてみましょう。メディアとして考えたときに、電子メールマガジンはホームページや紙メディアと比べて有利な点がいくつかあるのです。

名称 配送コスト 印刷コスト どこまで届けるか?
メールマガジン かからない かからない 相手のメールボックスまで届ける
ホームページ かからない かからない 相手のアクセスを待つ
ミニコミ誌(郵送) かかる かかる 相手の家まで配達する

 コストがかからない上に、ホームページよりも強力に相手に情報をプッシュしてくれる電子メールマガジンは、今や、お金はないがアイディアはある、という個人にとって、最も身近な情報発信手段になったのです。

 一方、他のメディアと比べてのデメリットは、やはりビジュアルが弱いと言うことでしょうか。絵文字もだいぶ発達してきたものの、やはりテキスト中心の電子メールマガジンは、文字が中心です。

●たくさんある、電子メールマガジン発行支援サービス

 まず初めに、個人でメールマガジンを配信するにはどんな方法があるのか見てみましょう。大きく分けて2つあります。1つはメールの「BCC」機能や専用ソフトなどを使って自分で配信する方法です。専用ソフトには、「白やぎさん」( 15,540円/オンライン販売のみ。機能を制限した無料版もある)や、「Magical Mail」(定価6,000円)などがあります。ただし、パソコンのメモリーやCPU、回線速度などによっては、少々大変かもしれません。また、自分で配信すると、購読希望者の入退会管理をしなければならない手間もあります。ちなみに「Magical Mail」では、100通〜200通程度であれば、どの環境でもあまり問題ありませんが、1万通程度になるとISDNや専用線の環境が必要になってくるとのこと。配信の数が多くなると、負荷もかかってきます。内輪でのちょっとしたメールマガジン向けかもしれません。

 もう1つは、「まぐまぐ」を初めとするWWWを使ったメールマガジン配信サービスを利用する方法です。以下の表でも圧倒的に多いのがわかりますが、現在のところ、このサービスを利用する方法が主流となっています。あらかじめ配信サービスの利用登録をしておき、配信するときは、ホームページ上で配信アドレスと配信メール本文を指定して発行します。

 メールマガジン配信サービスの特徴は次の2点です。Webを通じたメールマガジン配信(特に個人にとって)は、その利用にあたり、プログラムの知識が不要という点で画期的なシステムでした。

・電子メールマガジンの大量同報ができる
・購読希望者の入退会を管理できる

【サービスの提供形態、運営会社、開始時期】

名称

運営会社

提供形態

開始時期

まぐまぐ 株式会社まぐまぐ WEB 1997.1
白やぎさん 株式会社アイナック WINソフト 1997.6
Magical Mail 株式会社アドミラルシステム WINソフト 1997.10
マッキー ニフティ株式会社 WEB 1998.7
フライヤーマシーン (個人運営) WEB 1998.9
ココデ・メール アプリネット株式会社 WEB 1998.10
クリックインカム 株式会社サイバーエージェント WEB 1998.12
パブジーン ソニー株式会社 WEB 1999.3
ティアラオンライン 有限会社ネクストプランニング WEB 1999.4

※WWWを使ったメールマガジンは、無料のサービスに限っています。

次回は、それぞれのサービス比較をお送りします。お楽しみに!

(99年5月27日)
[Reported by webmaster@kitte.com ]


バックナンバー

第2回:どれが人気!? 電子メールマガジンの発行サービス比較('99/0603)

第3回:人気のある「メールマガジン」を作る秘訣('99/0610)

第4回:長く発行を続けるための作業テクニック(その1)('99/0617)

第5回:長く発行を続けるための作業テクニック(その2)('99/0624)

第6回:「メールマガジン」のインターフェイスを考えよう(その1)('99/0701)

第7回:「メールマガジン」のインターフェイスを考えよう(その2)('99/0708)

第8回:「メールマガジン」のプロモーション(その1)('99/0715)

第9回:「メールマガジン」のプロモーション(その2)('99/0722)

第10回:「メールマガジン」のプロモーション(その3)('99/0729)

第11回:「メールマガジン」に広告をとるには('99/0805)

第12回(最終回):自分のメディアを持つということ('99/0812)


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