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今日の気分
by うるまでるび

やじうまWatch

噂あり、未確認情報ありのやじうまWatch。
リンク先の記事などがすでに消失していることもありますが、あらかじめご了承ください。

【2005/06/30】

■ 更新停止の告知記事に、コメントが殺到するブログの人気度
 エイプリルフールの時に個人のWebサイトがよくやる定番ネタに、「サイト閉鎖」がある。「今日限り、このWebサイトを閉鎖します」と告知するアレだ。4月1日にはこのネタが続々と出てくるから誰もビックリしないんだけれど、毎日のように見ているサイトが本当に更新停止になってしまうと事件になる。livedoor Blogのトップページ右に掲示されるランキングで常に上位にランクされている人気のブログ「ひろぶろ」が27日に突然、更新を長期にわたって休むと告知している。詳しい理由の説明はなく、8カ月から10カ月は「ドロン」するそうだ。この告知記事にコメントが殺到している。その数は、現在までになんと600。閲覧者も普段にもまして増えているようだ。人気のあるWebサイトの底力はこんな時に現われる。

■ お絵かきお弁当で何でも作って、淡々と記録するブログ
 自分で昼食を決めるときは、毎日牛丼とかそばとか、決まったメニューを食べ続けるくせに、奥さんやお母さんの手作り弁当だと、毎日同じようなおかずだと文句をつける。そんな理不尽でわがままな夫や子供を持つ主婦の皆さんは毎日大変だろうと思う。そんな難行苦行の弁当作りを、見事にこなしている様子がわかるブログ「Rico & Coco」を、おなじみの「面白いサイトを見つけたよ。」で紹介していた。このブログは2004年の4月から始まっていて、お子さんの病気の記録など、日常の様子に混じって、手作りのお弁当の写真が頻繁に登場している。コロッケやハンペン、海苔、卵、キュウリなどの食材を使って飾り付けている。ブログ開始の当初は、ミッキーマウスシンデレラ、ドラえもんのしずかちゃんなんてかわいらしいキャラが並んでいた。でもなぜか、「アルプスの少女ハイジ」のクララが鼻血を出して登場するあたりから俄然面白くなってくる。扇風機キッコーマンムヒ宅急便のマークあたりはもうお弁当からすっかり逸脱。マンガ「エースをねらえ!」の緑川蘭子あたりになると、リアルすぎて怖い。とにかく、すごい技術だ。



【2005/06/29】

■ テレビで「10万円」と鑑定の中古ゲームソフト、ネットで急騰
 テレビの影響はとても大きい。主婦向けのお昼の番組で「これは体にいい」なんていわれた食材が、直後に全国各地のスーパーで売れまくって夕方には品切れが続出したりする。ほんの数秒の言葉でいったいどれぐらいのお金が動くことになるのか、筆者には想像もつかない。「カトゆー家断絶」で、ゲームソフト「笑っていいとも! タモリンピック」がテレビの影響を受けて大変なことになっているのを知った。このソフトは、10年ほど前に発売されたスーパーファミコン用のアクションゲームだ。当時の価格は9,500円で、現在はもちろん製造していない。このソフトが、27日放送の「笑っていいとも!」で、「鑑定価格」が10万円とされたのだ。この直後、ネットオークションの出品に入札が相次いだ。あるサイトの出品では、あっという間に10,000円以上の値が付くほどの熱狂ぶりだった。ただし、ネットで調べてみるとこのソフトは市中にかなり出回っているようで、放送前のヤフオクでは開始価格が1,000円でもなかなか入札がなかったようだ。

■ 500万円の高級車が100円でネット出品! ラジオDJに妻が仕返し
 聞いたところによると、有名芸能人の皆さんはよく「今度、一緒に食事でも」と言葉を交わすらしい。でも、たいていはこの約束は忘れられて、実現することはまずないそうだ。この程度の嘘ならば芸能界の「お約束」で済むんだけれど、度が過ぎればえらいことになる。「ザイーガ」で、英国のラジオDJがとんでもない目に遭ったことを紹介している。DJ氏は普段から、自分の奥さんをネタにした、かなりえぐい冗談を放送で連発していたそうで、局側からも謹慎処分まで受けていたらしい。最近、DJ氏の番組にゲストで登場した美女に「君のためなら妻子を捨てる」と、またもや軽口を言ったのを、当の奥さんが聞いていた。頭に来た奥さんは、DJ氏の高級車「ロータスエスプリ」をネットオークションで売り払ってしまったのだ。しかも、約500万円の車が、たったの100円で落札されることに。落札者は超ラッキーだったんだけれど、なんともかわいそうなDJ氏だ。ちなみに、日本では価格が100円の出品を見つけるWebサイトもあるので、そんな掘り出し物を探しだせるかもしれない。



【2005/06/28】

■ 陸上自衛隊第2師団公式Webサイトで、謎の「鉢植え」画像公開中
 期待の大作「亡国のイージス」や、公開中の「戦国自衛隊1549」など、日本の映画に自衛隊が協力、本物の戦闘機やら戦車やらが登場していてその迫力のある姿が一般の目に触れることが多くなった。自身の存在をアピールする手段として、ネットの活用にも自衛隊は熱心だ。防衛庁の公式サイトから、基地や師団が管理しているサイトや、自衛官の個人Webページまで、関連のコンテンツを探してみると結構な分量になる。なぜか、どのサイトも手作り風の外観をしているのが興味深いところだ。さて、北海道を拠点にする「陸上自衛隊第2師団」のWebサイトが面白いとの指摘が「和の心に酔いしれろ」にあった。注目は「Web用壁紙素材」のコーナーだ。北海道の美しい自然の風景や、巨大兵器の写真に混じって、なぜか花の鉢植えの写真があるのだ。9点ほどある画像は、多分、師団で大切に育てた鉢植えなんだろう。でも、汚れた白木むき出しの台の上に置かれた鉢植えの姿は、素っ気なさすぎて猛烈な違和感を感じてしまうのだ。手作りテイストがこんなところでも。

■ 2,646枚のポストイットを貼り付けて作った、エルビスの肖像画
 熟練した職人さんは、ものすごいことをやる。「AZOZ」で、自動車の鍵をレントゲン写真から複製してしまった鍵屋さんのことを紹介していた。いたずらで、友人のトラックの鍵を口に隠していたら、間違って飲み込んでしまったらしい。どうしても必要だからと、鍵の写ったレントゲン写真を鍵屋さんに持ち込んだら、見事、使える鍵を作り上げてしまったそうだ。訓練された手先はまったく見事なんだけれど、普通の人でも根性と、隠し味にPCを組み合わせれば、自慢できることが実現できる。「オフビート」で、エルビス・プレスリーの肖像画を紹介していた。これは、カラフルなポストイットを使ってモザイクに作り上げたもの。一枚一枚、手作業で貼り付けてある力作だ。あらかじめ、もとになる肖像画をPCでフォトショップを使って加工して、どの部分にどの色のポストイットを貼り付けるのかを決めておいてあるから、鍵屋さんほどの熟練は必要ない。アイディアの勝利だ。



【2005/06/27】

■ ネットで立候補の意向を表明してから1日で出馬した「選挙男」
 この週末、「選挙男」の話題がネットで盛り上がっていた。2ちゃんねるではすっかりおなじみとなった「男系」ハンドル名の、東京都議選立候補者だ。追いかけてみると、2ちゃんねるのスレッドに、「シャレで立候補したら供託金60万プラスポスター代その他経費カンパするか?」との投稿が、23日夕方のタイムスタンプで残っていた。その後、60万円を提供する人物が現われて、出馬はあっという間に実現した。普通の候補ならば最低でも数カ月は準備にかけるものをたったの1日で成し遂げてしまったようなのだ。今、立ちはだかっている大きな問題は公職選挙法だ。ネットは選挙男さんにとってほとんど唯一の武器だけれど、選挙期間中はいっさい、ネットで発言してはいけないのだ。選挙前に公開していたものならば、更新しなければそのまま公開し続けることが出来るけれど、選挙男さんの場合、準備期間がほぼゼロだから、そんな気の利いたものはほとんどない。選挙管理委員会では、たとえ第三者であってもネットでの発言は法に触れるという見解らしいので、選挙男さんとは無関係なブログなどでも、取り上げるのはおっかなびっくりだ。そもそも、ネットには選挙男さんへ好意的な意見ばかりではなく、大変手厳しい批判も多くみられるのが現状。

■ Google MapsとYahoo!地図情報を組み合わせる超便利なサービス
 筆者は相変わらず、Google Mapsに夢中だ。ひょっとして、GNPを低下させるために、CIAの陰謀の一環として提供されたんじゃないかと思うぐらい、常習性があって困る。Google Mapsでは詳細な地図が使えるので、ピンポイントで場所を見つけ出すのも簡単だ。ところが日本国内の地図情報が登録されてないので、しかたなく他の地図サービスであたりをつけておいて、電卓や表計算ソフトで数値を変換したうえ衛星写真を表示させる、なんてことを繰り返しているんだけれど、非常にやっかいで困っていた。「Tempじゃ~なる」で、むちゃくちゃ画期的なブックマークレット「Yahoo!Maps2GoogleMaps」を紹介していた。なんと、「Yahoo!地図情報」をワンタッチでGoogle Mapsに切り替えてくれるのだ。まずYahoo!で場所を確定しておき、お気に入りにあらかじめ登録しておいたYahoo!Maps2GoogleMapsを選択するだけで、その場所がGoogle Mapsで表示できるのだ。住所がわかっていれば、あっという間に衛星写真が見られて超便利だ。なお、表示した場所はWebサイトで公開されているので、知られてはまずい秘密基地などを表示するには気をつけて欲しい。



【2005/06/24】

■ 「私的録画補償金」返還請求の当事者?がスラッシュドットに投稿
 DVD-Rや記録機器の価格に含まれている、「私的録画補償金」の返還が認められたという報道があった。この返還請求を行なった本人だとする人物が、あのスラッシュドットに投稿していた。私的録画補償金制度は、デジタル記録媒体へ著作物を録画する個人が、著作権者などに補償金を支払うことを定めた制度だ。補償金は一括してメーカーなどから徴収され、権利者に分配される。私的録画補償金管理協会(SARVH)の説明を読むと、事実上、個人が私的にテレビ番組を録画することに対する補償制度となっているそうだ。テレビ番組以外の、例えばホームビデオの記録に機材を使用した場合、個人が補償金の返還をSARVHに求める制度もあり、今回はこれが適用されたわけだ。この件での返還金額は、DVD-Rの4枚分、8円。スラッシュドットの投稿によれば、請求した人はSARVHあてにFAXを2回送信しているそうなので、少なくとも20円程度の通信費が発生しているだろう。また、SARVHも返信を郵送するために、切手代を280円使っていて、これから返還のための銀行振込の代金もかかることになるようだ。

■ 7月公開の映画「皇帝ペンギン」のネット試写会申し込み受付中
 フランスで大ヒットした映画「皇帝ペンギン」。日本でも、恵比寿ガーデンシネマでは7月16日、そのほか全国の劇場では7月23日から公開される。今週あたりから、あちこちのシネコンに宣伝用の巨大なペンギンのぬいぐるみが登場しているようだ。公式サイトでも見ることができる予告編は、劇場の大スクリーンでの上映も始まっている。ネットでの評判では、たった1分間の映像で萌え殺される観客が続出しているらしい。公式サイトではブログからのトラックバックも受付中だ。これに先立ち、ブロードバンド放送サイトの「GyaO」(音が出るのでご注意)で、限定50名が抽選でネット試写会に参加できる。5分程度のスペシャル映像を見終わると、応募フォームが出現して申し込めるらしいのだけれど、筆者のボロPCではなぜか映像を表示させることができなかった。応募期間は24日から30日の正午まで。PCを何とかして筆者も申し込みたい!



【2005/06/23】

■ ブラッド・ピットの息“など”が詰められた瓶が競売で5万円に
 米国のネット競売サイトのeBayで、ハリウッドセレブのブラッド・ピットさんとアンジェリーナ・ジョリーさんの「息」が詰められた瓶が出品されているのを知った。この2人が共演していて米国ではすでに公開中、日本では年末に封切られる予定の映画「Mr.&Mrs. スミス」のプレミア試写会で、その場の空気を採取して密閉したという。eBayの出品ページを探し出してみると、採取現場の写真が数枚、掲載されていた。写真としてはまあ少しは価値があるかもしれないけれど、瓶とセレブたちとの距離があまりにも遠いのだ。ブラピがまるで米粒のようだ。瓶とのあいだには、1人、2人、3人、4人……とてもたくさんの人がいるから、セレブの息に混じって、群衆の呼吸やら体臭やらなにやらよくわからない成分の気体がいっぱい瓶に詰まっているのだろう。それでも現在、入札価格は510ドル(約55,000円)だ。

■ マイケル・ジャクソンの顔が浮かび上がったトーストがネット競売に
 eBayネタでもう1つ。日本では想像もできないけれど、欧米では時々、壁やガラスなどの無機物に付いた汚れがなどが、キリストやマリアの姿に見えると大騒ぎになることがある。トーストで、ムラのある焼け具合がキリスト像のように見えるものが、ネット競売に掛けられて高値になったこともあった。さて、「旬のイギリス」によると、米国では大きく報道されていたマイケル・ジャクソンさんの幼児虐待疑惑に関する裁判で、無罪判決が出た直後、eBayに興味深い出品があったようだ。それはなんと、マイケル像が浮かび上がったトーストだ。それだけではなく、「JACKSON NOT GUILTY」という言葉が浮かび上がったトーストだとか、なんだかよくわからない顔のイラストの下に「YEAH」と書いてある、じゃなく、浮かび上がったトーストとか、いろんなものが出品されている。しかもどれも入札があるのがすごい。ちなみにあの“セレブ瓶”の浮かび上がったトーストまであるから念が入っている。



【2005/06/22】

■ プラネタリウム「メガスター」大平さんの半生がテレビドラマに
 あの高性能プラネタリウム「メガスター」の開発者、大平貴之さんの半生がテレビドラマになるそうだ。8月26日の夜にフジテレビで放送される2時間ものの単発ドラマで、タイトルは「星に願いを~七畳間で生まれた410万の星~」だ。脚本を担当するのは、観客動員が100万人を超えた映画「電車男」の金子ありささんだから、今回も間違いなく感動の作品となるのだろう。フジテレビが米Disneyと共同制作するという、非常に珍しい体制なのも興味深いところ。KinkiKidsの堂本剛さんが大平さん役を演じ、優香さん、藤木直人さん、仲代達矢さんなどが脇を固める。1970年生まれとまだ若い大平さんだけれど、プラネタリウム一筋の人生はもはや伝説だ。ドラマ化も違和感がない。

■ 全世界対応の「Google Maps」で見つけられた場所、わからない場所
 睡眠不足である。あのGoogleMaps全世界の衛星画像を取り込んでしまったためだ。東京など一部の地域では、民家が一軒ごとに見分けられるぐらいの最高の解像度で見られるようになった。もし自分の家を見つけられたら、マウスポインターでダブルクリックして画面中央に移動させた上で「Link to this page」をクリックすれば、ブログなどに貼り付けられるリンクが得られる。「宇宙からも見えた」という、中国の「万里の長城」はGoogleMapsではとても見つけにくいが、「ORCABREEZE」の座標データを元にようやく一部分だけ探し当てることができた。NASAが衛星写真で最初に発見したという「ナスカの地上絵」は、さんざん探し回ってみたけれど筆者には結局見つけ出すことができなかった。「あがたしの名水生活」では、日本のど真ん中にある大断層、中央構造線の断層線谷にリンクしていた。やや斜めの縦線がうっすらとあるのがそうらしい。何かと注目される、日本の最南端の島「沖ノ鳥島」は、座標からたどってかろうじて確認することができた。もうひとつの注目の島、島根県沖の「竹島」はなぜか画像に現われない。



【2005/06/21】

■ ライブドアが「ライブドア・ドット・コム」に社名変更!? ホリエモン語る
 livedoorのトップページに「ホリエモン生放送で大いに語る!」とあるので思わずクリックしたところ、ライブドア堀江貴文社長が出演したラジオNIKKEIの「個人投資家応援ラジオファイナンシャルBOX」の動画が用意されていた。全20分の動画だが、堀江社長は17分50秒頃から「社名もまた変えたいな」「ライブドア・ドット・コムにしようかな」「ロゴだけでも変えたい」などと発言。堀江社長によれば「ポータルサイトっぽい」社名にしてアクセスを増やすことが狙いだという。一方、ライブドア広報では「番組の流れで発言したのではないか。現在のところ会社として社名変更をするつもりはない」とコメント。ただし、堀江社長のことだから「今後はどうなるかわからない」(同社広報)とも。しかし、「ドット・コム」はいくらなんでも古くないですか?

編集部

■ ライブドアブログのランキングに変化……iframeの影響を排除?
 以前から問題が指摘されていたライブドアブログのランキングに変化が現れたようだ。ライブドア広報の乙部綾子さんのブログが、2ちゃんねるのトップページなどから「iframe」タグを使ってリンクされ、圧倒的なポイントをつけてランキング1位になってしまったことは当欄でも以前紹介した。つまり、ブログとは別に管理している高アクセスのWebサイトからiframeタグを使ってブログにリンクをすれば、ランキングを不正に上げることができるのだ。「有志によるlivedoorBlog改善会議」によれば、20日のランキング更新で順位の大幅な変動があったらしい。iframeタグによる影響が排除されたのか、疑わしかったブログは大幅にランキングを下げているようだ。筆者が大変僭越ながら評価させていただくと、現在は魅力のあるタイトルばかりが並ぶランキングだと思える。この並み居る強豪ブログの順位は盤石に見えるけれど、正攻法で一波乱巻き起こす強力な新人の登場にも、ブログの読者としては期待したいところだ。

■ 自作プレーヤーでカセットテープを操る、ロシア人DJのWebサイト
 ターンテーブルを2台並べて回転速度をいじりつつ、楽器を演奏するようにアナログレコードを再生するのがクラブDJの基本的なスタイルだ。CDでレコード同様のことができるプレーヤーも出現してからずいぶん経つけれど、最近ネットで話題になっているのは、それをカセットテープでやっているロシア人DJのWebサイトだ。「RECO-PLAY.COM」によれば、DJ Aptemさんはターンテーブルの操作性をそっくり実現したカセットテーププレーヤーを自作している。これをPCに接続して、最新の音楽用ソフトを介して曲を製作しているようだ。圧縮合板製のフレームで囲われたプレーヤーの外観をみたら、なんだか第2次世界大戦の頃に使われたドイツ軍の暗号装置「エニグマ」を思い出してしまった。とても古くさい外観からは信じられないような音楽は、サンプルとしてWebサイトからダウンロードして聴くことができる。かっこよすぎです。



【2005/06/20】

■ 「DivX」新バージョン発表時期を言い当てた、マニアックな予言
 ビデオコーデック「DivX」の新バージョンv6.0が15日に公開された。圧縮率の向上とか、音声トラックや字幕を複数組格納できる拡張など、おそらく多くのユーザーが不満に感じていた部分が改善されているようだ。筆者もさっそく新バージョンを使おうかと検討してみているのだけれど、お金もかかることだし、まずは2ちゃんねるで情報収集しようとスレッドを読んでみた。そこで驚いたのは、4月6日に書き込まれた内容だった。なんと、v6.0の発売時期を、かなり的確に予想していたのだった。投稿主は「夢で見た」そうだ。「夢の新聞は6月16日だった」とあって、実際に発表された15日とはたった1日の違いでしかない。それに「新聞」は前日までの出来事を載せるのだと考えると、的中といってもいいのかもしれない。未来を見通す予言者がこの世にはたして存在するのか? 常識的に考えれば、情報を事前に知り得た人がリークしたんだろうけれど……。

■ オレンジジュース100種類以上を飲み比べて評価しているサイト
 梅雨入りした中で時折顔を出すギラギラした太陽は、すっかり真夏の日差しだ。そんな暑い日に甘い飲み物を飲むと、かえってバテてしまうとも言われているけれど、すっきり甘いジュースをぐびぐびとのどを鳴らして飲んでみたくなる時もあるのだ。「雅楽多blog」にて「オレンジジュース番付」のWebページを紹介していた。作者氏はなんと、100種類以上のオレンジジュースを飲み倒しているのだった。1位、2位に80円台の安価な製品が並んでいて、「オレンジ味」「甘さ」「すっぱさ」「総合評価」の4項目でそれぞれ5つ星の評価をしている。価格がちょっとお高めの製品の方がいい点数を取っているのかといえばそうでもなく、240ml入りで80円とお手頃価格の明治乳業「Miniute Maid」が総合で5つ星だったりしている。



【2005/06/16】

■ ヤフオクに「人妻」出品中
 ネットオークションは、ネットならではの便利なサービスだ。ふつうならゴミとなるだけの品物でも、お金に替わることがある。手に入らないとあきらめていたレアものが、案外簡単に見つかったりもする。しかし、海賊版など、著作権を侵害する違法な出品物が相次いでいるのも事実だ。大量のカラ出品で代金をだまし取る、巨額の詐欺事件も次々に起こっている。そんなネットオークションで、またもや目を引く出品物があった。「ヤマイモ木から生えてくる観察ブログ」の指摘で、ヤフオクに「人妻」が出品されていることを知った。「古いものに付きノークレームでお願いいたします」との説明付き。残り3日で現在も出品中なので、どなたか入札して「人妻」を大事にしてやってほしい。

■ ケータイに自然なセンスを加える、高級料亭しいたけストラップ
 ふつうはなかなか手に入らない、限定生産の商品を見つけて買うのがネット通販の醍醐味だろう。「ネタフル」で、300個限定予約の「高級料亭しいたけ携帯ストラップ」なるものを紹介していた。岡山県津山市のキノコ園で、1年間かけて育て上げた天然物の椎茸。これを乾燥させて、形のいいものを厳選した上、ストラップに加工している。料亭で出される茶碗蒸しに使えるような、高級な椎茸だそうだ。無機的な携帯電話に、自然な菌類のディテールを付け加えれば、目立つことこの上なし。このストラップを取り付けたケータイでかっこよくメールを打ちまくろう。送料別でひとつ480円。念のため注意しておくと、ニスなどで加工してあるので食べられません。



【2005/06/15】

■ 地方議員のPCがWinnyの「キンタマ」ウイルスに感染、情報流出
 ネット人口はいまも拡大中だ。ユーザーが増えるということは、ネットの初心者が続々と誕生しているということでもある。ネットは初心者でも、社会では要職にあったりする人が少なくないから、やっかいな問題を巻き起こしてしまう。市役所職員や学校の先生など、公的な情報を扱う人たちがWinnyを使い、ウイルスに感染してPCの中身をネット中にばらまいてしまう事件が後を絶たない。いま、2ちゃんねるなどで騒がれているのは、地方議会のある議員がPCの中身をWinnyでばらまいてしまったことだ。どうやら、議員活動で使用しているPCを家族と共用していて、Winnyの「キンタマ」ウイルスに感染してしまったらしい。感染期間が長かったようで、600枚を超えるPCのスクリーンショット画像がWinnyネットワークに流出したようだ。Winnyのウイルスに限らず、ウイルス対策ソフトを入れていても、パターンファイルで対応するまでの間に感染してしまう可能性もある。しかし、感染期間が短ければ、被害は最小に止めることができるだろう。筆者も他山の石として、ウイルススキャンを励行しようと心から思った。

■ 携帯ゲーム機「PSP」のシステム「1.50」でも自作ソフトが動く?
 以前、携帯ゲーム機「PSP」向けの自作ソフトを当欄で紹介した。あの「へぇボタン」もさっそく移植されたほか、動かしたかったあのソフトたちが片っ端からPSPで動かされていた。ただし、このテクニックではシステムソフトウェアが「1.00」の初期のバージョンでしか動かすことができなかった。それが、「Tentative Name.」によると、比較的最近の「1.50」でも自作ソフトを動かすことに成功しているらしいのだ。動作中の画像は公開されているのだけれど、それらしい動画を再生して偽装しているかもしれないので、本当に動作しているのかどうかの確証はない。「Panyawoさんのブログ」によれば、日本時間の15日22時に、説明とプログラムがネットのどこかで公開されるらしい。ちなみに、「1.51」「1.52」では動作しないらしい。



【2005/06/14】

■ 構想8年! 気になるバイプレーヤー田中要次さんの公式サイト
 「BoBA」こと、俳優の田中要次さんはとても目立つ。最近、バイプレーヤーとしてテレビドラマや映画に引っ張りだこの人だ。何しろ画面に登場すれば、ちょい役のどんなに小さな姿でもすぐに「あ、出てる」と気が付いてしまうほど。Wikipediaによれば「サブリミナル俳優」とも呼ばれているらしい。「www.taro.st」で、田中さんの公式サイト「PBoBAGANDA BOWS」(音が出るので要注意)がオープンしたことを知った。サイトの説明によれば、「これからは役者もHPが必要だ!」と思い立ってから、8年後の開設だという。いままでブログを使っていたのに、あえて従来型のWebサイトに移行しているのが面白い。フラッシュムービーのある、映画の紹介サイト風なのが田中さんらしいところだ。

■ 将棋戦の「待った」で処分……加藤九段のおもしろエピソード集
 日本将棋連盟のサイトによれば、第13期銀河戦の対局で、加藤一二三九段に「待った」の反則があり、罰金と出場停止の処分が決まったそうだ。スカパー!の「囲碁・将棋チャンネル」で5月26日に放送があったもので、放送直後に視聴者からの指摘が相次いだようだ。将棋の世界は詳しくないのだけれど、プロ棋士が「待った」で出場停止となるのは過去に例がないらしい。この史上初の処分を受けた加藤九段、「ワラタ2ッキ」によれば「神武以来の天才と呼ばれ」たそうで、天才にはありがちかもしれない、かなり変わったエピソードを過去にたくさん残している人らしい。たとえば、おやつに板チョコを10枚食べたり、カルピスを魔法瓶2本分一気のみをしたり。敬虔なカトリック教徒で、対局中に賛美歌をハミングしたりするそうだから、対戦相手は集中するのに大変だろう。その他、びっしりあるエピソードはどれもこれも抱腹絶倒。必見です。



【2005/06/13】

■ トイレから出られなくなり、2ちゃんねるに「助けて」と投稿
 ネット上には真偽不詳の出来事をつづったテキストがあふれている。「嘘は嘘であると見抜ける人でないと難しい」とは、2ちゃんねるのひろゆきさんがテレビの取材で語ったとされている有名な言葉だけれど、本当は放送では違うことを喋っていた、なんて説もネットで流れていた。もう何を信じていいのやらわからないネットで、またドキドキするテキストと出会ってしまった。「Hiro Iro」で掲載しているのは、トイレのドアが開かなくなって25歳の男性が衰弱死したというニュース記事風の文章だ。トイレの中から携帯電話を使って掲示板に書き込んでいたものの、死んでしまったという悲惨な出来事となっている。ニュースソースをたどってみると、ドアの取っ手がとれて男性が閉じこめられ、2ちゃんねるに投稿していたのは本当で、でも何とか両親に連絡が取れて無事に脱出できたようだった。時として心強い動きを見せる2ちゃんねらーの皆さんが、今回はとても冷たい対応だったのだけれど、事件があまりにも模式的すぎて、創作風に感じられたのだろう。

■ ホリエモンのオフィス写真に、多数のWebサイトがリンクを貼る
 「Diary of Hopeless Sinner」で、2ちゃんねるのスレッド「貧乏人が妄想する億万長者の生活は多分こんな感じ」を紹介していた。「三食ともステーキ食ってる」だとか「リコーダーは使い捨て」とか「台所の蛇口からジュースが出る」とか「むせるくらい濃いカルピス飲んでる」とか、筆者は子供の頃にとても近いことを考えていたのを思い出して、ひとり赤面してしまった。さて、日本屈指のお金持ち、ライブドアの堀江貴文社長のオフィスを撮影した画像が、ネットで話題になっていた。小振りな冷蔵庫にカルピスが入っているかが気になるところだけれど、注目はその手前、デスク上の、書類の山の下敷きになっている本の背表紙だ。「BOGARD La+」の指摘によれば、アニメ化されているコミックスの「ローゼンメイデン」だそうだ。「カトゆー家断絶」など、その筋に詳しい数多くの個人ニュースサイトがこぞってリンクを張っているから、このほんの小さな写り込みのために、今頃ものすごいページビューが上乗せされていることだろう。



【2005/06/10】

■ 遠く離れた父と娘が電話する、WILLCOMの新しいCFがネットで好評
 人間、ひとりぼっちは寂しいものだ。それも、誰もいない山奥よりも、人が多い都会にいる方が余計に孤独を感じたりするものだ。深夜、自室のベッドにひとり横たわって、冷蔵庫の動く「ウーン」という音を聞いていたりすると、耐えきれなくなってPCを立ち上げ、mixiや2ちゃんねるについ書き込んでしまったり。最近、ネットで、WILLCOMの新しいCF「通話無料 父娘篇」が話題となっているようだ。東京の大学に進学して、ひとりで生活する娘に、遠く離れた実家から父親が電話をかける、というシチュエーションだ。よくあることだけれど、観るとしんみりしてしまうのだ。3種類のファイルが公開されているが、画質などのかねあいで、60秒のものがおすすめ。

■ paperboy&co.の家入社長が相談ブログ「次は俺らに聞け!」開設
 「堀江貴文のお仕事相談Blog」が面白い。サラリーマンや自営業などさまざまな人たちからの悩みに、ライブドアの堀江社長が答えるブログだ。仕事がらみのことばかりでなく、学生の勉強方針などの質問も寄せられていた。堀江社長の視点の高さがやや気になるけれど、人生の岐路で悩み抜いている人にも淡々と回答しているので、他人のことながらとても参考になる。さて、もうひとつ注目の、悩み相談ブログがオープンしている。paperboy&co.の家入社長と社員の皆さんが、メールで寄せられる悩みによってたかって答えるというありがたいブログだ。ブログのタイトルは「次は俺らに聞け!」。まだ回答は少ないが、これからたぶん、paperboy&co.の社是に沿ったような答えがあるのだろう。「僕には悩みしかありません」という悩み相談には、「ソクラテスは言いました、『人間は考える葦である』」と回答があり、すかさずコメントで「パスカルだし…」とツッコミが入っていた。



【2005/06/09】

■ アーノルド・シュワルツェネッガー知事がポッドキャスティング
 注目度が急激に上がりつつあるポッドキャスティング。普通のブログ並みに、簡単に配信できる仕組みがあちこちにできてきている。面白いコンテンツが生まれてくれば、リスナーも増える。こんな好循環が生まれているようだ。ポッドキャスティングの情報を素早く伝えるブログ「Podcast Now!」で、強力なコンテンツが誕生したことを紹介していた。カリフォルニア州の、あのアーノルド・シュワルツェネッガー知事がポッドキャスティングを始めたというのだ。カリフォルニア州の公式サイト(ドメイン名が「ca.gov」とやたら簡単)には、専用のページがある。ポッドキャスティング用の無料ソフト「iPodder」をインストールして聴く手順の説明まである。筆者もさっそく聴いてみた。おなじみのシュワちゃんの声だけれど、ポッドキャストの手順を踏んで聴くのはなかなか新鮮な気分だった。これでまた、ポッドキャスト人口と、知事の支持者が増えそう。

■ Palm情報のWebサイト「Muchy.com」が更新無期限停止の告知
 PDAといえば、筆者は「Palm」を思い出す。映画「電車男」の中でも主人公の電車男氏が、Palm OSを搭載しているソニーの「クリエ」をデートで活用しまくっているシーンが出てきていた。ところが、ソニーがクリエの製造を7月いっぱいで終了するなど、Palm周辺で最近はあまりいいニュースがなかった。そして、悲しいお知らせだ。 Palm関連情報を精力的に集めていることで有名だった「Muchy.com」が、更新停止の告知を8日付で掲載している。Palmがまだ日本語をうまく扱えなかった頃から8年間、日本でPalmを使う上でなくてはならないWebサイトだった。



【2005/06/08】

■ 野村総研発表の「HDDレコーダーによる広告費損害」に疑問続出
 野村総研が31日に発表した調査結果は、大きな波紋を呼び起こしたようだ。テレビ番組をいったんHDDレコーダーに録画して観る人は、CMをスキップしてしまうから損害がある、というのがその内容だった。2005年のテレビ広告費の損失総額は約540億円に上るというから、その金額の大きさにびっくりしてしまう。それでも市場全体のたった2.6%の損失というから、テレビ広告がどれだけ巨大なマーケットなのかを思い知ってしまった。
 それはともかく、この発表以降、ネットのあちこちで疑問を提示する意見が続出していた。そもそも、録画した番組を視聴するのは、広告費の対象にはならないようなのだ。つまり、録画した番組で広告が視聴されようが飛ばされようが無関係なのだという。HDDレコーダーの出現以前から、ビデオテープでの録画は広く行なわれているわけで、ブログ「Dinolog」でも、「テープ録画でもCMだらだら見てる人なんてそうはいなかったと思う」という指摘がある。テープに比べて、HDDレコーダーでどれだけの人がリアルタイムでの視聴をやめることになるのか、あたりが重要なんだろう。ブログ「ニセモノの良心」では、なんと計算間違いの指摘をしている。計算し直すと、損失額が136億円まで減るそうだ。つまり、市場全体の1%未満となるわけで、非常に小さい数字とも言えるが、136億円といえば大金だ。門外漢の筆者の場合、この数字の影響は大きいと見るべきか小さいと判断すべきなのか、結局わからないでいる。

■ 2ちゃんねる語「ワロス」の語源で、誤解してしまった新聞記事
 当欄では2ちゃんねるで盛り上がっている出来事を取り上げることがあるけれど、実は紹介するまでにかなりの時間が掛かる。まず、どこで何が起こっているのかを知ってから、膨大な数の投稿を読む。1,000まで埋まったスレッドをいくつもたどらないと、何が起こっているのかなかなか理解できない場合もある。最近は「まとめサイト」という、要点を押さえてスレッドへの的確なリンクをしている非常にありがたいWebサイトがすぐに登場するため、ずいぶんわかりやすくなっているけれど、それでも手間をあまり省くと誤解していることがある。ブログ「TricksteR」によれば、読売新聞のサイトで、2ちゃんねる語の「ワロス」の語源をまちがって解説してしまったようなのだ。2ちゃんねるのニュー速VIP掲示板で冗談の投稿、いわゆる「ネタスレ」を読み、間違って理解してしまったらしい。読売新聞なら相当な時間をかけて調べているはず。それでもこんな間違いが出てきてしまうのだから、ネットで起こっていることを正確に把握するのは難しい。



【2005/06/07】

■ Macintosh搭載決定記念!? インテルのロゴは宇宙戦艦ヤマト似
 最近になって流れまくっていた、Macintoshへのインテル製MPUの搭載の噂。asahi.comによれば、米国で6日、とうとう正式に発表された。今までのソフトウェアをどうするのか、Windowsとまともにぶつかることになるんじゃないか、とか、普段Macを使ってない筆者もとても気になるところだ。もっとも、アップルは10数年前にも、68系からPowerPCへとMPUの大幅な変更をやってのけた実績がある。混乱はあるだろうけれど、今回もうまく乗り切ることになるのだろう。これに関係ありそうでたぶん全くないのだけれど、ブログ「ワラタ2ッキ」におもしろい指摘があった。インテルのモバイルテクノロジーのブランド「Centrino」マーク。これが、宇宙戦艦ヤマトに見えるというのだ。そういわれて眺めると、ヤマトを正面から眺める絵に思えてきて、「Intel Inside」の丸いロゴが波動砲に見えてくる。これからは、ノートPCに貼り付いているCentrinoマークを見るたびにニヤついてしまうことになるだろう。

■ 使いにくく乱雑な、史上最悪なトイレをリフォーム会社が募集中
 建物の中で一番個性的な部屋は、実はトイレじゃないかと筆者は思う。機能はどこも同じようなものだけれど、表情は建物によって大幅に異なる。何もないシンプルな個室でも、壁や便器の色はそれぞれ違う。こじゃれた置物がさりげなくあって、インテリア雑誌のグラビアのようだったり。全面が鏡張りのトイレにも入ったことがある。本が壁一面に置かれていて、活字マニアの筆者は「ここに住みたい!」と感激したりもした。もちろん、きれいなトイレばかりじゃなくて、1秒たりともそこにいたくないようなトイレもあちこちにある。広島にある住宅リフォーム会社が開催している「全日本史上最悪トイレコンテスト」で、「日本一使いづらく乱雑で最悪なトイレ」候補の写真を募集中だ。締め切りは7月15日で、入賞するとこの会社が無料でリフォームしてくれるそうだ。アレゲな皆さんが集うWebサイト「スラッシュドット」で、なぜかこのコンテストが話題になって盛り上がっていた。広かったり深かったりうごめいていたりする、すてきな事例がたくさん集まっている。トイレは奥が深すぎる。



【2005/06/06】

■ はてなで恋話……「サイト管理人さんに恋をしてしまいました」
 週末の4日から公開された映画「電車男」。筆者も公開初日にMOVIXさいたまのレイトショーに行ってみたら、収容人員339人のホールが満員だった。ネットでの映画の評判をいろいろ読んでみても、ほめる人ばかりだから大当たりは間違いないところだろう。さて、恋愛話は2ちゃんねるばかりではない。はてなでも、とても興味深い恋愛相談があった。質問の主の女の子は、とあるWebサイトの管理人さんに恋をしてしまったそうだ。まだ、現実に会ったことはないらしい。一日中、その管理人さんのことが気になって仕方ない、ということだから、本気度はかなり高い。しかも、どうやら過去最強の恋愛感情らしい。何というか、相談の文章を読んでいるだけで筆者も不思議な気持ちになってくる。はてなユーザーの皆さんが非常に親身になって、やさしく、時には厳しく回答しているのもうれしくなる。回答はもう締め切られていて、やりとりは一応終わっているのだけれど、この先がとても気になるところだ。

■ スター・ウォーズにちなんだ外観に改造した、手作りPCが登場
 映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」が、日本でもまもなく公開される。7月9日の公開に先立ち、一部の劇場では7月2日に先行、6月25日に先々行で上映するんだけれど、このチケット予約サイトが殺到するアクセスに耐えきれず、動作不良を起こしていたところもあった。もちろん、受付開始してからあっという間にチケットは完売。日本でも空前の大ヒットとなるのは間違いない状況だ。スター・ウォーズには、関連するグッズがとても多い。あの魅力的なキャラクターにいつも接していたいという、ファンの思いは筆者だってよくわかる。おなじみ「小太郎ぶろぐ」では、PCを大人気のR2-D2そっくりに改造してしまった例を紹介している。また、スラッシュドットによると、帝国の主力戦闘機「TIEファイター」そっくりに作り上げたPCケースもあるようだ。ケースというより、PC内蔵の机といった方がよく、ネットを巡回しているだけでもTIEファイターを操縦しているような気分になれるだろう。どちらも手作りの一品もののようだけれど、市販したら大ヒットしそうな。



【2005/06/03】

■ 映画「キングダム・オブ・ヘブン」の理解を助けるWebサイト
 リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演の超大作映画「キングダム・オブ・ヘブン」。十字軍遠征の時代を舞台にした映画だ。セットなのかCGなのか、12世紀のヨーロッパの壮大な情景が見事に作り込まれていて、価値ある映像になっている。とはいえ、ストーリー全般はどうもおざなりの印象しかない。主人公の感情が平板に思えるし、登場人物の関係もなんだか理解しづらい。筆者の乏しいお小遣いの中から大枚をはたいて観ただけに不満を抱えていたんだけれど、どうやらこの映画もまた字幕に問題があったようだ。Webサイト「KINGDOM OF HEAVEN を正しく伝えたい!」では、40数点の問題点を指摘している。映画の字幕では、表示できる文字数の都合で、言葉が省略されることが多いんだけれど、この映画では全般的に省略されすぎていて、せりふの意味があちこちで変わってしまっているようだ。また、「嘆きの壁」も、単なる「城壁」も、どちらも「城壁」と書かれていたりするそうだ。映画を観てもいまいち理解できなかった、という人は必見だ。「2ちゃんねるの方舟」では、2ちゃんねるの関係スレッドのまとめサイトも紹介していた。こちらの方もあわせておすすめだ。

■ ブログ記事「席を譲らなかった若者」を高校の授業で使った結果
 以前、当欄で紹介した、ブログ「らくだのひとりごと」の、電車の中で席を譲らなかった若者の話。ブログの記事に現在集まったトラックバックは420件以上もある。コメントも増えて、いろんな立場からの視点で書かれた濃厚な文章が700件以上も投稿されている。5月30日付の記事によると、東京都内の私立高校では、国語の授業にも使われたらしい。記事には、授業後に実施したという、アンケートの結果が掲載されている。「あの場面に自分が居合わせた場合はどうするか」という設問では、3割以上の生徒が「席を譲る」と回答している。これを「少ない」ととるか「多い」と受け止めるか、また考えさせられる結果だった。袖振れ合うも多生の縁、どうせなら気持ちよく電車に乗っていたいものだ。



【2005/06/02】

■ 亀田の「ハッピーターン」キャラの名付け親は2ちゃんねらー?
 コンビニに行ったついでに、久々に亀田製菓の「ハッピーターン」を買って帰った。説明するまでもないが、30年ほど前からある、定番の揚げせんべいだ。包み紙を眺めていたら、見慣れないキャラクターが印刷してある。よく見ると、名前は「ハピたん」。昨年末あたりに、新キャラの名称公募があったようだ。この名前で筆者の脳裏をよぎったのは、2ちゃんねるのスレッドだ。2ちゃんねらーの皆さんは、以前からハッピーターンを「ハピタン」と呼んでいたのだった。濃厚なうまみがある味付けの粉を「ハピ粉」と呼び、食べ始めると止まらないところから「合法麻薬」とさえ言っていた。スレッドをいろいろ巡ってみると、キャラの命名について「ハッピー☆マテリアル」のようなまとまった動きこそなかったものの、2ちゃんねらー同士の暗黙の了解で「ハピたん」への投票が多数となったらしい。ちなみに、mixiにもハッピーターン関連のコミュニティが2つもある。

■ 日本のiTunes Music Storeは「目玉おやじ」風のアイコンに?
 ブログ「GrooveCafe」によると、待望の「iTunes Music Store」が日本で始まるとすれば、アイコンはあの「目玉おやじ」にそっくりなものになりそうだという。すでに、Retail StoreのWebページでは世界的に、目玉おやじ風なアイコンが使われている。Retail Storeのアイコンが、そのままiTunes Music Storeでも採用になるのが今までの流れのようだ。各国とも国旗を丸く切り取りアイコンにしてある。日本のアイコンでも日の丸をアイコン化しただけなんだが、どうも目玉おやじにしか見えない。ちなみに、GrooveCafeには「iTunes Music Store JAPAN」が8月にオープンするという情報もあって、こちらの方もとても気になる。



【2005/06/01】

■ はてなダイアリーのキーワードに、新語「カカクメソッド」登場
 はてなダイアリーには、「キーワード」の機能がある。日記を書くと、データベース登録してある単語には、注釈のページへのリンクを自動的に付加する機能だ。本来は、百科事典のような使い方をするんだけれど、はてなダイアリーの中だけで通用する新しい言葉を急速に普及させる仕組みにもなっている。どんな新しい言葉を作り出しても、手間をかけずに、読者に意味がわかってもらえるのだから簡単だ。ここから最近、「カカクメソッド」という言葉が生まれた。注釈のページを読むと、Webサイトのセキュリティに関する手法を指すものらしい。不正侵入されてもその手口は公開せず、「十二分なセキュリティが行なわれていた」と発表するのがこの方法だという。サイトのユーザーの個人情報が流出したとしても、謝罪や補償をせずに済む。今後、多くのサイトで採用されそうな手法だけに、キーワードが定義されたようだ。

■ さきっちょ&はあちゅうが、日帰り温泉旅行企画の参加者募集中
 人気の芸能人が、海外旅行に一緒に同行するパッケージツアーが企画されることがよくある。住む世界の違う、あこがれの人と一緒に長い時間を過ごせるのは、ファンにとってはたまらない魅力だ。さて、ブログ界のアイドルで、雑誌などのメディアでも露出が多い、「さきっちょ」さんと「はあちゅう」さんがツアーコンダクターに扮して同行する旅行企画で参加者を募集している。題して「ウケるブログツアー」。東京・有楽町発の日帰りのバスツアーで、目的地は箱根湯本温泉。ブロガー対象のツアーで、温泉に入浴できる。「ブロガー・ふろがー・風呂がー」のダジャレだったりするんだろうか。往路のバス車中の2時間で、書籍「ウケる技術」の水野敬也さんや、シークレットゲストを含めた4名からのトークがあるそうだ。6月25日土曜日の開催で、料金はひとり15,000円とお手ごろ価格だ。


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