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CATV運営統括会社のタイタス・コミュニケーションズは16日、インターネット事業の今後の展開などを明らかにした。
まず、同社が系列局で提供中のCATVインターネットサービス「ALLNET」を、江戸川ケーブルテレビ、調布ケーブルテレビジョン、シーエーティービー港南などの隣接他局でも提供する。タイタスでは、CATVインターネットのためのインフラや運営業務などをCATV事業者に提供する事業「ALLNET Partnership」をシスコシステムズなどと共同で展開している。上記の3局は、ALLNET Partnershipにより、自社エリアのユーザー向けにインターネットサービスを提供することになる。開始は8月から9月にかけての予定で、同時期にさらにもう1社への提供もほぼ決定しているという。また、今後は離れたエリアの局についても提供していく方針だ。
このほか、VoIPによる電話サービスの商品開発を進めており、2001年の夏から秋にかけて商用サービスを開始する予定だ。また、タイタスはネットワーク接続事業をベースにしながらも、CATVネットワーク内で動画や音楽などの広帯域コンテンツを配信するサービスについても、コンテンツプロバイダーと提携する形で検討しているという。ゲーム分野については比較的早く、数カ月後には提供できるとしている。
なお、今年4月、タイタスとジュピターテレコムの株主間で合併に向けた交渉が行なわれていることが明らかになったが、両社はすでにそれぞれ本格的なインターネット事業を展開しており、これらのサービスが今後どうなるか気になるところだ。これについては、まだタイタスが具体的にコメントする段階ではないとし、合併が正式に決まった段階でどのように統合していくのかを検討するとしている。ただし、基本的な戦略には大きな違いはなく、ユーザーに対しては同様のサービスを継続して提供できるものと考えているという。
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(2000/6/16)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]