松井証券は18日、オンライントレード「ネットストック」の株式売買委託手数料を値下げすると発表した。
同証券では、1999年10月1日から1日の約定回数・約定金額合計によって手数料を計算する「ボックスレート制」(範囲料率制)を導入してきたが、今年9月1日約定分から「ボックスレート改」として、1日の売買手数料を売買回数無制限で一律3,000円(約定代金合計300万円まで)とする。つまり、約定代金合計300万円までなら、1日何回取引を行なっても手数料は3,000円ということ。
取引ごとに手数料を徴収する従量制から、1日のシステム使用料に近い概念とする定額制を導入することで、業界の競争激化に対応する。
また、株式の取引単位の引き下げを実施する企業が増加していることに伴なって予想される投資家の取引回数の増加にも先んじて対応したものだという。
松井証券では、手数料自由化以降順調に口座数を伸ばし、本年4-6月の経常利益は約10億円としている。
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(2000/7/18)
[Reported by betsui@impress.co.jp]