【業界動向】

米PayPalでの累積決済額が20億ドルを超える

■URL
http://www.paypal.com/html/pr-041801.html

 米PayPalは、会社の創業以来同社の決済システムで行なわれた累積決済額が20億ドル(1ドル120円換算で2,400億円)を超えたことを明らかにした。決済金額が10億ドルを超えたのが去年の12月で、それからわずか4カ月で決済金額を倍に伸ばしたことになる。

 PayPalは、電子メールを使ってクレジットカードや銀行口座から相手に送金することのできるサービスで、オンラインオークションなどで多く使われている。PayPalの調査によればeBayで行なわれるオークションのうち28%がPayPalによる決済だという。

 PayPalには現在約700万人の登録ユーザーがおり、1日約800万ドルの金額が16万件の取引によって動く。商用利用でなければPayPalの利用手数料は無料だが、ビジネスで利用する場合には手数料がかかる。しかし、85%の取引はビジネス向けのもので、PayPalはその決済手数料で利益を上げている。

 PayPalは、米国だけでなく38カ国で利用できる。日本では、ネット専業銀行「イーバンク銀行」を設立する日本電子決済企画株式会社が8月からのサービス開始を予定している。

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(2001/4/22)

[Reported by taiga@scientist.com]


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