【年末企画】

INTERNET Watchが選ぶ2001年の120大ニュース[その11]

ファイル交換で初の逮捕者、見せしめ逮捕の効果の程は?
~11月の10大ニュース~

第1位 「ファイル交換ソフト」による著作権侵害で世界初の刑事摘発(28日)
第2位 トレンドマイクロなど、新種ウィルス「BADTRANS.B」を警告(26日)
第3位 IPAなど、危険度の高い「W32/Aliz」ウィルスを警告~被害報告100件を超える~(21日)
第4位 「IE Cookie覗き見バグ」のパッチ公開~Microsoftのセキュリティー品質に懸念も(15日)
第5位 “第3のブラウザー”「Opera6.0 for Windowsβ1」発表~日本語利用が可能に(14日)
第6位 Microsoft「IE」にセキュリティホール~Cookie情報が盗まれる可能性(12日)
第7位 リクルート、ADSLユーザーの実態調査を発表(21日)
第8位 ACCA、局舎間距離測定サービスを開始~参考スピードグラフも表示~(5日)
第9位 Yahoo!BB、電話による問い合せ窓口を開設(1日)
第10位 「Opera6.0β」の公式日本語化ツールが登場(19日)

 11月は、ダントツでファイル交換ソフト「WinMX」利用者の逮捕事件がトップだ。この後「ファイル交換ソフト」関連での逮捕者は出ていないが、ここの所、連日のように「他人のID使用した容疑」などで逮捕者が出ている。「ファイル交換ソフト」や「不正ID」利用者逮捕に続き、「プロバイダー責任法」導入などによって、日本は果たして「IT法先進国家」になれるのだろうか、来年の動向に注目したい。また、Yahoo!BBに電話窓口が開設されたが、ほとんどの場合「回答は折り返し~」となってしまうので、効果の程は甚だ疑問が残る。「Opera6.0β」は、“第3のブラウザー”として期待されているブラウザーで、日本語対応が注目を集めた。

(2001/12/26)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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