■URL
http://www.symantec.com/region/jp/news/year02/020424.html
http://www.symantec.com/region/jp/products/sgs/index.html
「Symantec Gateway Security」の外観 |
「Symantec Firewall/VPN Appliance」の外観 |
株式会社シマンテックは、中小企業向けゲートウェイ用セキュリティーアプライアンス製品「Symantec Gateway Security(以下、SGS)」とファイアウォールとVPNを統合したアプライアンス製品「Symantec Firewall/VPN Appliance(以下、SFA)」を6月中旬より発売開始すると発表した。
SGSは、中小企業や大企業の支店や部門向けのゲートウェイ用総合セキュリティー製品。VPN、不正侵入検知、ファイアウォール、ウィルス対策、コンテンツ・フィルタリングの5つの機能を統合した点が特徴だ。また、オプションでVPNクライアント機能やロードバランシング機能を追加することも可能となっている。
セキュリティー面では、外部からのパケットは、まず不正侵入検知を行ない、ファイアウォール、ウィルス検知、コンテンツ・フィルタリングという順番で通過していく。なお不正侵入検知やウィルス検知は、シマンテックが用意したパターンを元に検索するので、定期的にアップデートが必要だ。5つの機能を統合することによって、1つのGUI画面で全ての機能を設定することが可能となり、セキュリティーポリシーの統一や管理も容易になるという。価格は、180万円(50ユーザーライセンス)から。
SFAは、10~30人程度の小規模オフィス向けセキュリティーアプライアンス製品。ファイアウォールとVPNの機能を基本として、ロードバランシングやDHCPサーバー、Dynamic DNS、NAT/PAT、PPPoEなどのネットワークアプライアンスとしての機能も併せ持っている点が特徴となる。
SFAもWebベースのGUIによる管理が可能。また、ポートはWAN側が1~2個、LAN側が4~8個用意されている。価格は、推奨ユーザー数15人、ユーザーライセンス無制限のモデルで、12万8,000円からとなっている。
シマンテックの成田明彦代表取締役社長は、「昨年のNimdaやCodeRedの出現により、大企業などではセキュリティーに対する意識が高まってきたといえる。しかし、人的、資産的に余裕のない中小企業では、まだまだというのが率直な意見だ。今後、Nimdaのような複合型のウィルスはますます増加すると予測され、ポイントではなくトータルの対策が必要となってくる。このような現状から、安価で管理が容易な統合セキュリティーアプライアンスを提供することとなった」と語った。
株式会社シマンテック 成田 明彦代表取締役社長 |
コンテンツアップデートの画面
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SGSの管理画面
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SFAの管理画面
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(2002/4/24)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]