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このコーナーは、インターネットで販売されている「おもしろいもの、ちょっと気になるもの」を編集部で購入し、編集部がみなさんに代わって検証しようというコーナーです。「買ってみたいけど、ちょっと不安…」というものがあれば、ぜひ編集部までご連絡をどうぞ。なお、internet-watch-info@impress.co.jp宛に、このコーナーの感想をお寄せ下さった方、または「ぜひこれを検証して!」というリクエストを送って下さった方の中から、ご紹介した商品または、紹介した商品相当のものをプレゼントさせていただきます。なお、リクエストを頂いた商品がこのコーナーで取り上げられた際には、その方へ優先的にプレゼントします。
さて今回の買い物はこちら!
品物:「Coldastop
NASEN-OL(ナーゼン・ウル:鼻油)」
店名:「グローバル テレコミュニケーション サービス」
URL:http://www.omise.net/hana-abura/
価格:1個3,000円、2個2,300円、3個20,67円、4個1,950円(1個あたり。送料込み)
注文:電子メール(日本語でOK)
支払い方法:到着後、郵便振替またはコンビニ振込、銀行振替。
発送:郵便
日数:注文してから約3週間(編集部で注文した場合。おおよそ1~2週間とのこと)
盛り上がれる度:★★★
お買い得度:★★
効果:★★??
今年の花粉は例年より多かったらしく、辛い思いをした人も多いのではないだろうか?薬の副作用で眠くなったり、ティッシュを手放せないなど、命には別状はないものの実際に花粉症になった人でないとわからない辛さがある。で、そんな矢先にたまたまネットサーフィンで見つけたこのサイト。実は編集部にも困っている人が多数いるため、「実験台には困らない…」なんていう思惑もあり、さっそく購入してみることにした。
それから数週間。頼んだことを忘れかけた頃、一通のエアメールが届いた。エアパッキン入りの袋には、「鼻油」と書かれている。さっそく中を開けてみると、“ヤマトのり”ほどの大きさの箱が入っている。薄い箱なので、少々つぶれかかっているが、まぁ遥々ドイツからやってきたと思えばご愛敬か?
で、さっそく体験!といきたいところだが、まず初めに断っておかなくてはならないことがある。このページを発見した3月下旬、薬漬け、花粉症マスクをして秋葉原の価格調査をしていたS君ほか、私自身も含め、花粉症に悩まされている人はたくさんいたのだ。しかーーし、実は届いた4月下旬。すでに花粉症もピークを過ぎ、花粉症に悩まされる人は少なくなってしまった。というわけで、比較的軽い症状での効果測定となっている。
まず箱を開け、高さ5~6センチの茶色いビンを取り出す。うーん。なんか薬みたいだ。ビンのフタをあけてみると、フタはガラスのスポイト状になっている。先はカギ針のように曲がっていて、鼻にさしやすくなっているらしい。匂いを嗅いでみると、オレンジなど柑橘系の香りがする。
さっそく鼻にたらそうとしたが、「う゛…」失敗。途中で液が垂れて、顔についてしまった。繰り返すこと2回。ようやく鼻にたらすことができたのだが、べたべたした感じのこの感触は確かに油。香りがついているので、調合したアロマオイルをさしているような感じだ。イメージ的には、スーッとするメンソール効果もあるのかと思っていたが、メンソール効果は一切なく、基本的には単なる油という感じ。
ホームページによると、もともとは「鼻が乾燥する時期、鼻の中が乾いた時に中をオイルで潤すための薬」とのこと。確かに保湿効果みたいなものはありそうだ。花粉症に対しては、この油が鼻の粘膜を保護することによって、効果を発揮するらしいのだが、うーん。とりあえず、即効性はあまり感じられない。
さしてからしばらくは、鼻から油が落ちてきそうで心許ない。ティッシュは必需品だ。油が鼻になじんだと思われるころ、なんとなく花粉症の鼻のムズムズするような感覚が軽減したような気がしてきた。
一方、もう一人実験台になってもらったA嬢。彼女の結果は、「わりとすぐに鼻は止まった」そうだ。ということは、意外に効果はあるのかも。
ドイツから直輸入とはいっても、一本3,000円と考えると少々高い気がする。しかし、まとめて買えばかなり1本あたりの価格は下がるので、買うなら花粉症で悩んでいる人数名と購入するのがよいだろう。
ちなみに、世の中には、花粉症に効くアロマテラピーもあり、ユーカリやペパーミントなどの精油を湯舟にたらしたり、ハンカチに染み込ませてかいだりするとのこと。この鼻油も、アロマテラピーの効果もありそうだ。
('98/5/6)
[Reported by junko@impress.co.jp]
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