ビジネスに役立つiPhoneアプリ

写真や地図に指示を書き込みやすい「Skitch」

アプリ名Skitch(Ver.3.3.3)
こんなときに集合場所が分かりやすい地図を送りたい
価格無料
販売Evernote (C)2015, Evernote Corporation
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/skitch-cuoru-miaoki-rumu-gong/id490505997?mt=8

「ここだよ!」が伝えやすい。モザイクアプリとしても活用できる

 百聞は一見にしかず。ここが間違っているからこう直して欲しい、集合場所はここ、といった、口頭や文章で説明するよりも、写真や図で具体的に見せたほうが早い場面は多々ある。そんなときに便利なのがEvernoteの「Skitch」だ。

Skitch

 「Skitch」は、写真、地図、ウェブ、PDFにテキストや図形、手書き文字が簡単に書き込めるアプリ。最初から図を使った説明に特化しているのが大きな特徴だ。たとえば、カメラで撮影するときでも、画面内に矢印が表示されるため、その矢印に合わせることで、見て欲しい箇所に矢印が入った写真が撮れてしまう。編集後の画像は、説明文を加えた状態で、保存、メール送信、Evernoteへ保存、TwitterやFacebookなどのSNSで共有といったことが可能だ。

 特に活用しがいがありそうなのは「地図」だ。アプリ内で一旦iPhoneのマップをスナップし、その上に書き込んで行くのだが、矢印、文字、スタンプ、図形、アイコンなどを書き込めるので、ルート説明などが作りやすいのだ。

 重ねた矢印は後から色やサイズ、位置、長さなどを修正できるほか、新たな矢印を追加することもできる。さらに、文字、図形、スタンプの挿入や画像の回転、トリミングもできる。文字は重ねたときに分かりにくくならないよう、最初から目立つ用に縁取りと影が入れられている。文字の色部分に限り変更可能だが、よほどのことが無い限りそのまま使える状態だ。やり直しもできるので、これなら操作が苦手な方でも、すぐに画像を作成できるだろう。

 このほか、モザイク機能も用意されており、範囲選択することで簡単にモザイク処理できる。単に写真にモザイクを入れるツールとして使ってもいいだろう。現在のところサイズや種類は選べないため、人の顔などは類推されやすくなる可能性もある。隠したい対象に応じて、スタンプを使ったり、手書きで塗りつぶすなど、臨機応変に使い分けるといいかもしれない。

カメラを起動すると、すでに矢印(注釈)が入った状態に
そのまま撮影し、矢印の向き、位置、サイズを変更したり、文字を加えることができる
地図は一旦スナップしたのち、ツールで説明を加えていく
文字は最初から見やすいよう強調されているため、特別な操作は不要。モザイクも使える
共有先や保存先を選べる
設定画面

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。