ビジネスに役立つiPhoneアプリ
会話の翻訳やカメラを使った文字の翻訳も、海外で使いたい「Google翻訳」
(2015/1/21 06:00)
アプリ名 | Google翻訳(Ver.3.1.0) | |
こんなときに | 入力の手間をかけずに翻訳したい | |
価格 | 無料 | |
配布 | Google、Inc. (C) 2015 Google Inc. | |
URL | https://itunes.apple.com/jp/app/google-fan-yi/id414706506?mt=8 |
会話中に言語を自動認識しスムーズに翻訳。カメラを使ったテキストの翻訳も
今年は英会話を頑張ろうと、何度誓ったことだろうか。今年こそはと改めて思われた方は、すでに何か行動に移されただろうか。アップデートされた「Google翻訳」があればなんとかなるシーンが増えるかもしれない。
「Google翻訳」は90言語に対応した無料の翻訳アプリ。これまでもテキストや音声、手書き入力をサポートしていたが、最新のアップデートではカメラで撮影した写真中の文字を翻訳する「カメラ翻訳モード」が追加された。また、英語とフランス語、ドイツ語などの言語間では、カメラをかざすだけで文字をリアルタイムに翻訳する「Word Lens」機能(現時点では日本語は非対応)が追加された。
「音声会話モード」では、話者の切り替えをすることなく、自然な会話の中で自動的に言語を認識し、指定言語に翻訳できるようになった。翻訳された単語やフレーズは、双方の言語で表示され、音声による再生も可能。よく使う翻訳にはスターを付けて保存することでオフラインでも利用できるほか、拡大表示やクリップボードへのコピー機能も備えている。
音声会話モードは、原文となる言語と翻訳先の2つの言語を指定することで翻訳が可能になる。新機能では、音声入力の開始後にマイクをタップすることで、2つの言語が自動的に認識されるようになった。どちらかが話すとテキスト化されると同時に音声でも再生され、認識から翻訳まではスピーディだ。英語に比べると日本語はまだかなり違和感のある発声だが、通訳代わりとしては使えそうだ。
「カメラ翻訳モード」は、カメラで撮影した写真中の文字を認識し、指定した部分を翻訳できる機能だ。街中の看板やメニューだけでなく、文書やディスプレイの文字列でも認識するほか、撮影済みの写真を取り込んで使うこともできる。
カメラ翻訳モードは、英語を中心に、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語など36言語をサポートしているという。試したところ、日本語からの英語変換も可能なようだ。
カメラ翻訳モードを使うときは、カメラアイコンをタップし、翻訳したい対象にピントを合わせるか、既存の写真をインポートする。続いてスキャンアイコンをタップするとスキャン機能が作動して、認識されたフレーズが四角く囲まれる。あとは意味を知りたいフレーズをタップすれば翻訳される。指先でなぞった部分だけ翻訳する範囲指定や、すべてを選択することもできる。
辞書アプリは持っていても、とっさの場面で入力することはまず不可能。音声会話モードやカメラ翻訳モードがあれば助かるシーンは多そうだ。なお、手書き入力では枠内に書かれた文字が高い精度でテキスト化されることも覚えておきたい。画面の大きなiPhone 6 Plusなら入力しやすいのでぜひ活用してみよう。