チャットの声や動画の音声も録音できる
録音機能付き音楽プレーヤー「ALsong」
●こんなところが便利!
主要な形式の音楽ファイルを歌詞入りで再生できることに加え、動画配信、IP電話、ビデオチャット、ネットラジオなどの音を録音できる。再生速度や音程が変えられるなど、語学学習にも役立つ再生機能も搭載している。
■ALSong 作者:ESTsoft Japan 対応OS:Windows Vista/XP/2000 http://www.altools.jp/product/alsong/intro.aspx |
●再生中の音を録音可能な音楽プレーヤー「ALSong」
「ALSong」はMP3やWAVをはじめとした主要な音楽形式をサポートした音楽プレーヤーだ。ALZ, RAR, ZIP形式で保存されたファイルなら解凍することなく中の音楽ファイルも再生できるほか、歌詞を登録してリアルタイムに表示させる機能も備えているため、歌詞ごと歌を楽しみたい方にはうれしいアプリといえる。
録音機能をもつ音楽プレーヤー「ALSong」 |
「ALSong」機能の中でも今回特にご紹介したいのが、デスクトップに流れる音を保存できる録音機能である。「ALSong」は、Windowsで標準的に使われるサウンド機能によって生ずる音を録音できるのである。つまり、インターネットラジオの内容を保存しておきたい、動画から音だけを抽出したい、ライブ放送のログを残したい、スカイプやメッセンジャーを用いたIP電話またはビデオチャットを録音したいというときに重宝するというわけである。
録音は簡単で、録音ボタンを押したら、保存したい音を流すだけ。ファイルメニューから「録音する」を選択すると「ALSongレコーダー」が表示されるので、あらかじめ[録音設定]で入力方法や保存フォーマットなどを設定しておこう。録音形式やはWAVまたはOGGのいずれかを選択できる。あとは「AlSongレコーダー」録音ボタンを押し、録音したい“音”を流す。正常に録音できていれば波形が現れる。
ICレコーダーなど、外部の機器を使用すると余計な音まで録音してしまうが、Waveサウンドならパソコンで再生している音のみが保存されるため、静かにしている必要もないので楽だ(ただしマイクを使用しなければ) なお、ボリュームを絞っている場合は、録音される音も小さくなってしまうので注意しよう。
[ファイル]→[録音する]を選択するとレコーダーが現れる | レコーダーの[録音設定]であらかじめ「サウンドカード」と「録音項目」を設定しておく。ビデオチャットなどマイクを使ったやりとりの場合は、マイクとWaveの両方を選択するとよい |
保存形式や保存先などを設定する | 録音中は波形が現れるのでわかりやすい |
●速度調整や音程調整など、再生機能も充実
イコライザも用意されている |
録音が完了すると保存先のフォルダに即アクセスできるので、保存先の管理も安心だ。
またプレイリストに登録されるので即再生できる点もうれしい。
「AlSong」は音楽プレーヤーだけに、10バンドイコライザーや、速度調整、区間リピート機能、高音質サウンド効果が用意されるなど再生環境も充実している。特にユニークなのが「語学機能」だ。通常再生はもちろんのこと、逆再生、スライダーによる速度調整や音程調整、区間リピートなどが可能になっているのだ。語学学習用だけでなく、聞き取りにくい音には大いに役立つに違いない。
ただし、中にはWave出力ができず、利用できない環境もあるようだ。もしうまくいかないようであれば、サウンドカードやサウンド関連のプロパティを確認していただきたい。
オプションの関連付けを見れば対応している形式がわかる | 「語学機能」を使うと、聞き取り易さを調整できる |
関連情報
2009/6/24 11:00
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