イベントレポート

CEATEC JAPAN 2016

「CEATEC JAPAN 2016」明日10月4日から開催、648社・団体が出展して“CPS/IoTの技術展”

幕張メッセで10月7日まで

幕張メッセ

 「CEATEC JAPAN 2016」が10月4日から7日まで、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される。17回目となった今年のCEATEC JAPANは、すでにアナウンスされている通り、昨年までの“家電見本市”“IT・エレクトロニクスの総合展示会”から大きく方向転換。“CPS/IoT Exhibition”と銘打ち、CPS/IoT(Cyber Physical System/Internet of Things)の先端技術の展示会として位置付けられている。

 テーマは「つながる社会、共創する未来」。「CPS/IoT時代は『つながり』により価値が創出される社会。そのために、産業、技術、政策をつなげていくことが、新しいCEATEC JAPANの使命になる。AIやFintech、ロボティクスなどの先端技術をつなげるだけでなく、業種や産業を超えた連携による事業創出や世界各国との政策連携なども含めた『つながり』を生み出す場を志向する」としている。

 CEATEC JAPAN実施協議会の発表によると、今年の出展者数は648社・団体で、昨年の531社・団体から増加。このうち、海外からの出展者は24カ国・地域から195社・団体、ベンチャー企業や研究機関などは139社・団体で、いずれも昨年より増加した。

主催者団体のうちの1つである一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)代表理事専務理事の長尾尚人氏。会期前日の10月3日、報道関係者向けに行われた説明会で新生CEATEC JAPANの狙いを語った

 展示会場の幕張メッセ1~6ホールは、公共インフラや行政、産業保安、エネルギー、モビリティ、製造、農業などの「社会エリア」、観光や金融、物流・流通などの「街エリア」、スマートハウスや医療・健康、教育サービスなどの「家エリア」と、「CPS/IoTを支えるテクノロジー・ソフトウェアエリア」の4つに分かれており、技術の活用シーンごとにそれぞれ最先端技術・製品を紹介。「将来的にCPS/IoTがどのようにライフスタイルを変えていくのかが体感できる構成になっている」という。このほか、「IoTタウン」「-AI-人工知能パビリオン」「東北・熊本復興サポート展示ゾーン」などの主催者企画や、IoT推進ラボ、国内外のベンチャーなどが出展する「特別企画エリア」が設けられている。

 会場時間は各日10時から17時まで。入場料は、当日登録が一般1000円、学生500円(学生20人以上の団体、小学生以下は無料)。ウェブでの事前登録者および招待券持参者は無料。

各エリアの出展者数