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CPS/IoT Exhibitionをテーマに位置付けを一新した「CEATEC JAPAN 2016」10月4日~7日開催、入場事前登録が28日開始

 千葉県千葉市の幕張メッセにて、CEATEC JAPAN実施協議会の主催で10月4日から7日まで開催される「CEATEC JAPAN 2016」の入場事前登録およびコンファレンス聴講予約が、28日より公式ウェブサイトで開始された。入場料は一般1000円、学生500円。ウェブでの事前登録者と招待券持参者は無料。

 17回目の開催となる2016年のCEATEC JAPANは、「CPS/IoT Exhibition」というテーマを打ち出し、これまでのIT・エレクトロニクスの総合展示会との位置付けから一新される。

 公式サイトではCPS/IoTについて、「接続機能や処理能力を兼ね備えた“ モノ”のネットワーク『Internet of Things (IoT)』により、多様なデータ・情報が集まり、分析結果が現実世界にフィードバックされるサイバーフィジカルシステム(CPS) の概念を基盤とし、あらゆる産業において、新たな価値創造を通じて、従来の産業構造とビジネスモデルに大きな変革をもたらし、社会自体も変化させる」としている。

 これに伴い、会場構成も以下の4エリアを中心としたものとなる。会場構成は、公共インフラ・交通システム・災害対策・エネルギー制御、環境モニタリングなど安心・安全・快適な社会を構築するための提案が集結する「社会エリア」、過ごしやすい都市や住みやすい街をつくる提案や、今後拡大が見込まれるインバウンドに対応するインフラやサービスの提案が行われる「街エリア」、暮らしや健康をサポートするロボット、臨場感溢れるエンターテインメントなど、生活シーンを豊かにする技術やサービスが提案される「家エリア」、CPS/IoTを実現する上で不可欠な電子部品や素材・材料、さらに関連ソフトウェアなどが集結する「CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェアエリア」の4つだ。

 また、日本経済団体連合会、日本商工会議所・東京商工会議所、経済同友会を中心に構成されるオリンピック・パラリンピック等経済界協議会との連携により、2020年をターゲットにした最先端技術の実装に向け、技術課題の明確化や産学官連携の枠組み作りも提案される予定。さらに、2020年オリンピック・パラリンピックのテーマの1つである「復興」と連動し、被災を受けた東北や熊本から優良企業を招待する展示エリアも設置される。

 このほか、日本初の新たな“街”を提案する主催者特別企画「IoTタウン」、人工知能にスポットを当てた産業技術総合研究所との特別企画展示「AIエリア」、数多くのベンチャー企業らが集まる「ベンチャー&ユニバーシティエリア」なども設置される。

 開催前日となる10月3日には、従来まで開催初日に開催されていたオープニングレセプションを刷新し、前夜祭と位置付けたレセプションパーティーが開催される。パーティーは、IoT推進コンソーシアムを中心としたIoT関係者間の交流の場とされるほか、IoTによるオープンイノベーションの政府間連携発信の場として、政府・在日各国大使館や業界関係者など、国内外エグゼクティブが出席予定となっている。

 なお、主催のCEATEC JAPAN実施協議会は、一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の3団体で構成されている。