イベントレポート

Interop Tokyo 2013

日本フルハーフ、コンテナ型データセンターの実物を展示

 「Interop Tokyo 2013」の展示会場では、コンテナ型データセンターの実物の展示が日本フルハーフ株式会社のブースで行われている。

日本フルハーフのコンテナ型データセンター

 日本フルハーフはトレーラーやコンテナなどの製造を手掛ける企業で、こうしたノウハウを活かしてコンテナ型データセンターを開発。今回開発したのは、31フィートコンテナに10本の19インチラック、80kW空調と電源をオールインワンで提供するもので、トラックでの牽引が可能。電源とネットワークさえあればすぐにデータセンターとして稼働できるため、設備要求が急増した場合にも対処が容易で、被災地などでの稼働や、恒久的な用途としてもデータセンター事業者などから問い合わせが多く寄せられているという。

 コンテナ外壁は海上輸送用冷凍コンテナと同一構造になっており、外気の影響を断熱構造により遮断。PUE1.1~1.4を達成する新たな空調装置は、外気をコンテナ内部に取り込まない構造で、埃やガス、湿度といった外気の影響が内部の機器に及ばないようになっているため、多様な環境下で稼働できる点も特徴だという。

コンテナ内部

(三柳 英樹)