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「すみませ~ん」「は~い、今伺います」の後の1往復を省略できる飲食店向けIoT「noodoe」

 株式会社エスキュービズムは3日、飲食店向けIoTソリューション「noodoe(ヌード―)」の販売を開始した。各テーブルの上に置いておくキューブ型デバイスを倒す向きによって、客が店員に対して「お水」「次の料理」「片付け」「会計」「呼び出し」といった用件をBluetoothで店員に伝えられる。

 noodoeのキューブは大きさが24×25×54mm(幅×奥行×高さ)の四角柱状で、上部が木目調。それ以外の5面に5種類の用件を登録可能だ。客は、希望の用件が描かれた面が上向きになるようキューブを置く操作することで、その用件を店員に伝えられる仕組み。店員は、テーブル番号と用件をBLE接続のリストバンドで確認できる。

 似たような機能は従来の卓上コールベルで可能だが、客がベルを押した後、店員がテーブルまで用件を聞きに行かなければならなかった。noodoeならば、「そうしたお客様を待たせる1往復を省くことができる」とエスキュービズムでは説明している。

 noodoeのソリューションには、キューブ、リストバンドのほか、キューブの台座と使い方を説明した卓上カードた、管理用タブレットが含まれる。タブレットでは、待ち時間などの対応状況の履歴をデータベース化できるため、店員のオペレーションの改善にも役立つとしている。キューブ、リストバンドの通信距離は15m。いずれもバッテリー稼働で、稼働時間(理論値)はキューブが7日間、リストバンドが8時間。